郷愁と親密さの交差点――Joseph Shabason × Nicholas Krgovich、新作『Four Days in June』が紡ぐ新しい賛歌

郷愁と親密さの交差点――Joseph Shabason × Nicholas Krgovich、新作『Four Days in June』が紡ぐ新しい賛歌

バンクーバーのポップ・アーティストであるNicholas Krgovichが、かねてより親交の深いJoseph Shabasonと再びタッグを組み、新たなコラボレーション・アルバム『Four Days in June』を6月12日にIdée Fixe Recordsからリリースすることを発表しました。これに合わせ、先行シングルとして「Begin Again」と「Midday Sun」の2曲が公開されています。

これまでの共同作品では抽象的なポップ・R&Bの領域を探求してきた二人ですが、今作では方向性を大きく転換し、Neil Youngの『Harvest Moon』やk.d. langの『Ingénue』、R.E.M.などに影響を受けたルーツ色の強いインディー・ロックやカントリー・ポップに挑戦しています。タイトルはBlue Rodeoの1993年の名盤『Five Days in July』へのオマージュであり、その温かみのあるサウンドが特徴的な作品となっています。

アルバムの制作は、ペダル・スティール奏者のIan McGimpseyを招き入れたことをきっかけに、トロントにて行われました。レコーディング期間中、Phil Elverum(Mount Eerie)やSam Amidonが同地を訪れていたという偶然も重なり、Sam Amidonがバンジョーとフィドルで参加するなど、多彩なゲストを迎えた贅沢な布陣が実現しました。2025年のTenniscoatsとの共作『Wao』に続く今作は、二人の音楽的探求が新たなステージへと進んだことを証明しています。