review Renata Zeiguer – Old Ghost

これがソロデビュー作となる人物ですが、それ以前にAva Luna, Widowspeak, Mr. Twin Sister, Mutual Benefit, Quilt, Leaplingとか、20近くのバンド作品でヴァイオリン奏者として参加してきた実は活動歴が結構ある人。元々ピアノやジャズなどのクラシック音楽を学びつつ、PixiesやYo La Tengoなどのロックも聴いてきたようで、なかなかの音楽バックボーンの持ち主。そしてそのような経歴や音楽感が見事に反映された作品になっていて、ジャズ経由のヴォーカルや音楽にインディロック、オルタナロックが自然と混ざる作品で、ヴォーカルのスキルも非常に高い。今作でもそのヴァイオリンも聴けますが、シンガーそしてソングライターとしての才能も十分高かったようです。もっと早くソロ・デビューしてても良かったくらいなアーティストでしたが、今後にさらなる期待が持てます。