Tempers – “Eyes Wide Wider”
Chelsea Wolf や aTelecine, White Ring などをリリースしていきたニューヨークのレーベル Pendu Sound から、デジタル・シングル・シリーズがスタート。第1弾は、ニューヨークのポスト・パンク・デュオ Tempers の Eye Wide Widerをリリース。ダークウェーヴな路線のサウンドです。フル・アルバムは今年の暮れに出る予定らしいです。
DIIV – “Wait”
DIIV のデビュー・アルバム Oshin から収録曲 “Wait” のビデオです。
Inc. – ‘No World’ (4AD)
普段行くことのないレンタルCDショップへちょっと行くことになった。J-Popのコーナーなんて見たこともなかったから、新鮮というよりは場違いな感じがして見ているのがなんか恥ずかしい。少しずつ場所をズレながら洋楽コーナーに到達してホッとする。洋楽のレンタル・ルールは昔のままのようで、新作といえるものは並んでいない。今ではネットの情報を追う生活になっていたので、ここでも結局入り込めずにぼーっとしてしまうだけ。いまだに1年後レンタル・スタート・ルールでいいのかね? 洋楽の人達が当時怒ってそうなったと思うけど、Spotify みたいのがもう普通になってるんだから、そろそろ解放してもいいんじゃね? そうしたら、逆に売上も上がるかもよ。CDに価値を見出すならば、レンタルっていうのはあながち間違っていないかもなあと思う。データで買うより安いしね。あれ?レンタルCDのリッピングは合法ですよね? よくわかんなくなってきた。Inc. みたいな音楽は時代感というものが当然大きな要素になるから、1年後に店頭に並んでもありがたくもないかも。サンフランシスコの兄弟らしいが、そうなると調和の部分が評価されると思うけど、唄が巧い部分はちょっと置いておいて、サウンド面に注目してみると、そんなに工夫は感じられないというか、シンプルで普通です。そうなると、やはりヴォーカル部分を聴くための音楽であることになると思う。最近のソウルやR&Bを基本とした新しめのエレクトリック・ミュージックはトラックの部分を含めて総合的におもしろさを感じているが、Inc. はそうではない。たぶん、ソングライティングの部分を一番強調したいと思うし、その部分で高い評価を得ているのかもしれないが、ここまで来ると個人的にはもう別ものかなぁ。間違っても洋楽ロック・コーナには並べてはいけない。ソウル、ブラック・コーナー、またはポップ・コーナーですね。だとしたら、1年後でもまだ受けるかもしれないね。
5.5/10
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=voeZiioqR5s&w=640&h=200]Cymbals – “The Natural World”
ちょっと前にリリースになったロンドンのインディ・バンド Cymbals のシングル “The Natural World” のビデオです。ダンサー Jamie Flor がスーツで踊ってます。
Beacon – “Bring You Back”
ブルックリンのエレクトリック・ポップ・デュオ Beacon がEP に続いて Ghostly からフル・アルバムをリリースします。4/4ビートを交えたノスタルジックな曲 “Bring you Back” を収録したデビュー・アルバム The Ways We Separate は、4/30 のリリースです。
Young Galaxy – “Fall For You”
シングル “Pretty Boy” に続いて、新作アルバム Ultramarine からの先行曲 “Fall For You” がアップ。ダンスホール路線のビートに Young Galaxy らしい爽やかなエレポップ・テイストのミックス。アルバムは 4/23 に Paper Bag Records からリリース。
Purling Hiss – “Mercury Retrograde”
フィラデルフィアのサイケデリック、オルタナ・バンド Purling Hiss が新作アルバムを遂にとういか、 Drag City からリリースすることになりました。ちょっと前にアルバムのトレイラー音源が聴けましたが、アルバム収録曲 “Mercury Retrograde” が先行でアップされたようです。かなり聴き易い路線になってますね。リリースは 3/19 です。
MV & EE – ‘Fuzzweed’ (Three Lobed)
ライブアルバムはプロパーのアルバムとしてカウントしないのが普通ですが、MV & EE の場合はどうでしょう。彼等もスタジオ作は何枚もリリースしてるし、通常通りそれらをアルバム作として認識するので問題ないと思う。もしライブ作もカウントしてしまったら、MV & EE の場合は、自身のレーベルから手作りジャケットにCDRを差し込んだラフなテイストなものを少量限定で頻繁に出しているのでえらいことになる。でも最近はもう出してないのかなと思ってみたら、昨年も物凄い数を出しておりました。MV & EE のライブ音源がLPになるパターンは今回が初めてではないが、ヴァイナルで出る場合、ここ最近はスタジオ作が続いていたので、CDR作なんて手に入らないし、チェックしてないから、久々に生の MV & EE を聴いたことになる。そして、今作は Woods の Jeremy とかが参加して5人編成で行ったものらしい。ライブ前にスタジオなどで音合わせはしているのだろうと思える部分と、即興だなと感じるものが混ざっているが、どちらかというと普通に制作したスタジオ作よりも、即興な要素が混じっている MV & EE の方が好きなこともあり、本作は釣り合いが取れていて良い感じ。Woodsist からの前作は曲によって参加アーティストがかなり違っていたから、今度はこのメンバーだけでスタジオ作も聴いてみたいと思わせる内容でした。
7.0/10
Eluvium – “Don’t Get Any Closer”
昨年は Martin Eden 名義でエレクトリック路線のリリースが中心だった Matthew Cooper ですが、彼の本丸、Eluvium の新作がリリースされるようです。”Don’t Get Any Closer” はピアノと生音レイヤーによるアンビエンス。新作 Nightmare Ending はダブル・アルバムとして Temporary Residence から 5/14 にリリースされます。