Super Wild Horses – “Alligator”
2010年に HoZac Records からデビューLP Fifteen をリリースしていたガール・ガレージ・デュオ Super Wild Horses の新作ビデオです。こちらの曲は 4/5 に Dot Dash / Remote Control Records からリリースされる新作アルバム Crosswords に収録の曲になります。
Nihiti – ‘Ghosts And Versions EP’ (Lo Bit Landscapes)
ニューヨーク・シティのエキスペリメンタル・プロジェクト Nihiti の新作EPがヴァレンタイン・デイにリリース。こちらのEPには、Excepter のメンバー Nathan による Zebrablood を始め、National Park System, Mark Verbos, Hrdvsion そして La Big Vic のメンバー Alienboy によるリミックスを収録したもので、4/4ビートものを中心としたディープ・サイケ、ミニマル・ハウスなど。
Dog Bite – ‘Velvet Changes’ (Carpark)
知り合いでもない人と偶然かぶってしまうと恥ずかしいものである。電車に同じTシャツを着た人。前後車種もカラーリングも一緒の車。定食屋で頼んだ料理が隣りの人と一緒だった時。それを反対隣りのおばちゃんが横目に、この店ではあれを頼むのが定番なのか、って顔をしているとき。そしてそれはたまたまで、大して美味しくもなかったとき。むしろそっちにしておけばよかったと思ったとき。世の中はほとんどが選択肢だけなのだから仕方ない。音楽の場面も聴く側は、何かを選んで聴くだけだけど、やってる方はちょっと違う。でも、結果似ているものなんてよくあること。でもそれを否定するつもりはありません。Dog Bite もなんかしらの “似てる” からは逃れることはできないが、なんとか特有なものを見つけようと聴いているが、要素のほとんどは自前のものではないかもしれない。でも、持ち味っていうものはありそう。彼等が辿り着いた持ち味は、過去のインディ・ダンスを劣化させ、ズレを意識した曲作りにあるともう。ただこの感覚は決して新しくないし、2, 3年くらい前のローファイ・ブーム時にも沢山聴けたような雰囲気である。ですが、同時のそれらのものは、どちらかと言えばソロプレイかつ内側ベクトルなものがほとんどでしたが、彼等はそれをバンドとして演じた結果、こじんまりした雰囲気がなく、開放的なのです。どうやら彼等はかぶりを、うまく回避できたようです。
7.0/10
Dalhous – “The Physical Body”
ロンドンのアングラ・エレクトリック・レーベル Blackest Ever Black から Marc Dall と Alex Ander によるエジンバラのデュオ Dalhous のフル・アルバムがリリースされるようです。昨年リリースした EP Mitchell Heisman に次ぐ作品です。アルバムからの先行曲 “The Physical Body” は、ダウンテンポなビートに、エレクトリックとオーガニックな要素を持ったシネマチック・アンビエンスを加えたもの。リリースは4月を予定しています。
Thee Oh Sees – “Minotaur”
間もなく来日するサンフランシスコのガレージ・サイケ Thee Oh Sees は、2003年以降、11枚のアルバムをリリースしてきており、毎年1枚はリリースしてきていて、今年ももちろん新作がリリースされます。新作アルバム Floating Coffin からの先行曲 “Minotaur” は、グイグイくるいつもの感じとは違って、パブロック風なスロウ・ナンバー。Floating Coffin は、John Dwyer 自身が運営する Castle Face Records からのリリースになるようです。
PVT – ‘Homosapien’ (Felte)
アルバムのリリースに向けてのプロモーションにも様々な方法がある時代で、最近ではタダ、もしくは一定料金を払えばいろんなアルバムを全曲聴けるサービスなど色々とありますが、音楽サイトで先行でアルバム全曲をストリーム試聴をさせて、リリースと同時に試聴を中止するのが流行ってますね。先に全部聞けてしまうと買わないんじゃないかとか、考え方は色々あるでしょうが、それなりに売上に繋がっているらしいので有効な手段のひとつなんだとおもう。そして、こちらの PVT のプロモートの仕方はちょっと変っていた。アルバム全曲を1曲づつ様々な音楽ブログに振分けて、全てのサイトにアクセスすれば全曲聴くことが出来るという仕組み。アーティストとブログの両サイドにとっての狙いはよく分かるし、おもしろいと思うが、実際にどれくらいの効果があったのだろうね。自分も全てのブログにアクセスするのは面倒だったから、今まで知らなかったサイトだけ覗いた程度でした。なので、アルバムを通して聴くのは普通にリリースされてからでした。さて、こちらのシドニーのトリオは、Pivot として2枚、そして PVT になってこれで2作目のアルバムとなり、同時に Warp Records を離れての新作となるのですが、Warp からリリースをしていた実績ほど効果的なプロモーションはないと思う。まぁ、大きいレーベルを離れるという事実にあまり良い印象はないかもしれないが、なかなかいい新設レーベルに収まったと思う。PVT としての音楽性に大きな変化はないし、今度はこのレーベルを引張っていく立場になったので頑張って欲しいし、次回作で本気のアルバムを待ってます。
5.5/10
Xander Harris – “Night Fortress”
昨年出た Мишка のアルバムなど、デジタルのリリース系はちょろちょろあったけど、プロパーなリリースとなると、2011年のデビュー作以来となる新作フル The New Dark Age of Love をリリースする シンセ・テクノ・プロデュサー Justin Sweatt によるソロ・プロジェクト Xander Harris。”Night Fortress” はアルバムからの先行トラックで、Not Not Fun からまもなくリリースされるようです。
The Uncluded – “Earthquake”
昨年リリースしたアルバムが素晴らしかったヒップホップ・アーティスト Aesop Rock と K Records などからリリースをしてきている女性シンガー Kimya Dawson とによるプロジェクト The Uncluded の最新ビデオです。こちらは、5/7 に Rhymesayers からリリースされるアルバム Hokey Fright に収録の曲。
CocoRosie – “Gravediggress”
昨年、Touch And Go の復活第1弾としてシングルがリリースされていた CocoRosie が遂に新作アルバムをリリースするようです。”Gravediggress” は新作からの先行曲で、CocoRosie らしい不思議ポップ。新作アルバム Tales of a Grass Widow は、ヨーロッパでは City Slang から 5/27 にリリースされ、北アメリカは 5/28 とあるのですが、これは Touch And Go からなのだろうか?
East India Youth – “Heaven, How Long”
ボーンマス出身の William Doyle による East India Youth の新作 Hostel EP からの先行曲 “Heaven, How Long” は、ゆったりとしたシンセ・アンビエンスから始まり、後半に向けて盛り上がっていくシンセ・ポップ・チューン。EP は、新しいレーベル Quietus Phonographic Corporation から 3/22 にリリースされます。