Antwon – ‘In Dark Denim’ (Greedhead)

カルフォルニア、サンノゼのラッパー Antwon の最新ミックス・テープが、Greenhead 経由でリリースされました。In Dark Denim には、同じくサンノゼの DJ Bad Slorp、メンフィスの Cities Aviv そして現在はベルリンに住む Teams などがプロダクションで参加しています。
ダウンロードはこちらでどうぞ。

Four Tet – “As Serious As Your Life”

そしてこちらもリリースから10年経ったところでのリイッシューです。こちらもアルバムリリース時期にコペンハーゲンで行われたライブ・セットがボーナス収録されるそうです。Four Tet のサード・アルバムである Rounds のリイッシュー・リリースは、5/13 に Domino から。

The Postal Service – “A Tattered Line of String”

もうご存知かと思いますが、Death Cab For Cutie の Ben Gibbard と Dntel こと Jimmy Tamborello によって活動していた The Postal Service が丁度10年前にリリースした唯一のアルバム Give Up のリイッシュー・デラックス・ヴァージョンが Sub Pop から 4/9 にリリースされますが、未発表曲として収録される “A Tattered Line of String” のサンクラ・ヴァージョンも出たみたいなんでアップしておきます。

K-the-I??? – “Aching for Love Music”

ロスアンジェルスを拠点にするヒップホップ・プロデュサー K-the-I??? が間もなくリリースする最新作 Oxidised Matrix V2 EP からのオープニング・トラック “Aching for Love Music” です。ソウル、サイケそしてカシオ・トーンで制作される8-ビット・シンセ・ビーツ。いつもながらの独特なセンスが光るトラックです。EP のリリースは、Mush Records から 2/26 です。

Quiltland – “Days”

スウェーデンの女性アーティスト Frida Li Lövgre による Quiltland が、ロンドンの 1991, El Kid, Vessel そして Jabu をリリースしている Astro:Dynamics から年内にリリースをするようですが、その作品からの曲だと思われるトラック “Days” がアップされました。Not Not Fun から昨年カセットをリリースしていた Sand Circles と親交のあるようですが、サウンド面でも通じることのあるサイケデリック・アンビエンスです。

Karen Gwyer – “Pikku-Kokki”

アメリカ生まれでロンドン在住の女性アーティスト Karen Gwyer が、自身のレーベル Kaleidoscope からのEP に次ぐデビュー・アルバムを No Pain In Pop からリリースします。シンセサイザーを豊富に鳴らして、エモーショナルなミニマル・アンビエンス/ディスコな曲 “Pikku-Kokki” は、アルバム Needs Continuum に収録のトラックです。リリースは、2/25 です。

[vimeo http://www.vimeo.com/58558888 w=640&h=351]

Jacco Gardner – ‘Cabinet of Curiosities’ (Trouble In Mind)

今日みたいな風の強い時は革ジャンにするべきだった。外に出る際の防寒は工夫で少しは変るが、家の中にいて寒い場合、暖房を使っても限界がある。今朝なんて布団に入っていてかなり寒気がするから、風邪をひいたのかと思って、どうしようと思っていたら、日が差し込む時間になってから普通に戻った。朝、5時6時くらいの寒さが尋常じゃない。角部屋で採光抜群だが温度変化が激しすぎる。室内砂漠である。このままでは孤独死してしまうかもしれない。温かくなる気分の音楽でも聴いて落ちつこう。クーラータイプの暖房が嫌いなので、部屋ではハロゲン・ヒーターを使っているが、これは局地的には温まるが、部屋全体を補うものではない。Jacco Gardner の音楽はなんだろう。さっきのクーラータイプじゃないし、ホットカーペットでもない。ガスや石油に近いがもっと色味が欲しい。つまり火が見えるような暖房。暖炉なんて普通はないから、石油でもドラム缶みたいにでかいヤツ。地元の学校ではいつもあれだった。高校時代は、毎朝灯油を貰える量が決まっていて、いざって時に困らぬよう節約してつかっていたな。火を起こすとしてくる灯油の臭いもなんかいい。そして徐々に熱くなってきて、やっと寒さから解放される。そのままストーブの前にいると、だんだんポーッとしてくるんですよね。しばらくその感じに慣れていると、なかなか離れることができなくなる。ずっとストーブを占領していたいけど、他のヤツが割り込んできて幸せな時間も終了。そんな思い出と共に温まるような音楽です。でも、いまもこうやって書いている最中も背筋が凍りつくくらい寒い。こうなったら風呂に入るしかないな。

6.0/10

Foals – ‘Holy Fire’ (Transgressive)

Transgressive Records っていつの間にか大手レーベルになってましたね。初期の頃の作品は、お店をやっていた時に入荷していたが、こんな感じの位置になるとは思わなかった。そして、Foals も初期の作品は少し入荷していたはず。ファーストのジャケットに記憶があるもん。でも、やっぱり憶えていない。あの当時は12インチとかも一杯あって、やたらと入荷タイトルが多かったからね、みんなで分業してコメントとか書いていたから、自分が担当しないとなかなか憶えていないし、実際聴いていないものもいっぱいあったとおもう。だから、彼等を意識して聴いたのは前作 Total Life Forever からかな。それは Sub Pop がライセンスしてリリースしていたので、ワルシャワ的には気付いたのだろう。で、今作は Sub Pop からのリリース・アナウンスがないけど、Transgressive がワールドワイドのテリトリーが欲しかったのか、Sub Pop が見限ったのか分からないが、ちゃんとこうやって無事聴いております。先行ビデオで上がっていた “Inhaler” のイメージが凄く残っていて、アルバムを聴くまではかなりロックでオルタナなものを想像していたけど、それなりに Foals でした。むしろ “Inhaler” だけがグランジみたいな雰囲気で、あとはプログレみたいのもありますが、他は大体爽やか系。そしてやっぱりインディとメジャーの中間路線バンドらしく、演奏が手堅い。ここまでくると常に確実なものを供給してくれて、大きく崩れることは今後もないだろう。つまり、このアルバムが1年前に出てようと、1年、2年後に出ようとも聴き終えたときの感想は変わらないだろう。

6.5/10

White Fence – “Pink Gorilla”

昨年リリースされた Ty Segall とのコラボ作と、Woodsist からの2枚の作品がどちらも素晴らしかった ロスアンジェルス/サンフランシスコのガレージ・ポップ・バンド White Fence が新作アルバムをリリースします。先行曲 “Pink Gorilla” は、ビリビリ鳴っているギターがドラッギーですが、メロディが素晴らしい。このバンドは結構来るとおもうよ! アルバム Cyclops Reap のリリースは、Thee Oh Sees の John Dwyer が主宰する Castle Face Records から 4/9 のリリースです。