Glass Caverns – “Corpus Christi”

デントンを拠点にするアーティスト Brack Cantrellによるソロ・バンド Glass Cavernsの最新曲 “Corpus Christi” のストリームになります。フォーキーな要素のあるサイケポップ、ベッドルーム・ポップで、こちらの曲はこの夏に Dojo Baby Recordsからリリースされる新作アルバム ‘Glancing Blow’ からのファースト・シングルとなります。

Ratboys – AOID (Topshelf)

このレーベルについて触れない週はないほど、活発なリリース状態。少し前まではエモ専門のイメージでしたが、広くインディ・ロックな拠点として存在感を強めております。そんなおり登場したこちらのバンドはシカゴ産ですが、レーベル拠点のフィラデルフィアとかボストンのバンドって言われた方がしっくりくる。でもそんなに熱かったり、タイトな要素は無くて、柔らかい女性ヴォーカルを活かすように、アコギ中心の優しい演奏が基本系。均整の取れた構成と、それを成立させる演奏力は、シカゴ産ならではなのかもしれませんね。 7.0 


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Ancient Sky – Mosaic (Wharf Cat)

このバンドへの個人的な記憶は、レコ屋時代にお岩さんみたいなアートワークのデビュー作をよかれと思って多めに仕入れたけど、全く売れなかったこと。それ以来、あまり良い印象がないけれど、意外とって言ったら失礼かもしれないけど、長くやり続けている。そしてもし本作を先入観無しで聴いたとしたらどうだろうと、冷静に判断したところ、これは売れる訳ないって気付きました。でも、たぶん当時はこんなにサイケにどっぷりな音じゃなかったと思うんで、今作に関してはそんなにウケないだろうと思っただけ。ただ、個人的な趣味としてはこっちの方が好きなので、もしレコ屋業を続けていたら、また大量に仕入れて痛い目に遭ってたことでしょう。っていうか、このバンドの悪趣味なアートワークが良くないんだよきっと。 7.0 



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Blood Warrior – “Ghost”

先日 Immune Recordingsからリリースされた、Greg Jamie (O’Death) とJoey Weiss (Super Monster)によるフリーク・フォーク・デュオ Blood Warriorの最新作 ‘Letter Ghost’ から、収録曲 “Ghost” のビデオが公開されました。雪の積もる森の中を、フェイス・ペインティングをした儀式的な人達を映した深いメッセージを感じる映像です。

Advance Base – “Trisha Please Come Home”

Casiotone For The Painfully Alone名義でも良く知られるシカゴを拠点にするミュージシャン Owen Ashworthによるフォーク・バンド・プロジェクト Advance Baseのニュー・アルバムがリリースされます。”Trisha Please Come Home” は、アルバムからの先行シングルで、ローファイなシンセとアコギ、生ドラムによるほのぼのフォーク・ポップ。アルバム ‘Nephew In The Wild’ のリリースは、8/21に Orindal RecordsTomlab Recordsからリリースされます。

Institute – Catharsis (Sacred Bones)

1枚ぐらい出していたと思いましたが、フル作は初めてだったのですね。初期に比べると丸みが出てきている部分があり、少しずつ熟成されてきてはいるようですが、4名が単音しか出さないような隙間重視演奏は変らずで、幾つかのレーベルから出ていたEPサイズでのノリをそのままアルバムでも引き続きやってる感じですが、多少アルバム・サイズを意識した曲が入っていて、何故かロックンロールなものや、インタールード的な実験インスト曲などが入るのですが、あんまりそれらは意味がないように思える。このバンドはEP尺ぐらいの方がはまりそうです。 5.5 

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The Cairo Gang – “Be What You Are”

シンガー・ソングライター Emmett Kellyによるバンド The Cairo Gangの3年ぶりとなる新作アルバムから新たな先行シングル “Be What You Are” がシェアされました。今度の曲もガレージとサイケポップをミックスしたような曲ですが、最初の曲よりもメロディがスウィート。Angel OlsenやWill Oldham等が参加した新作アルバム ‘Goes Missing’ は、Drag City傘下の God? Recordsから6/23にリリースされます。

Mallee Songs – “A Warm Breeze”

メルボルンを拠点にする4ピース・バンド Mallee Songsが間もなくリリースする新作アルバムからの先行音源 “A Warm Breeze” のストリームです。ニュージーランドのDIYロック系の雰囲気と泣きのギター、シンセによう爽やかなメロディな曲。アルバム ‘Natural Times’ は、今月 Beko Recordsからリリースされるようです。

Hellrazor – “Wut”

Speedy Ortizのドラマーとして活動する前に、Michael Falconeは4トラックにデモ音源を沢山録音していたようですが、現在も録音を続け、3ピース・バンド Hellrazorとして改めて活動をスタート。こちらの曲 “Wut” は、Seagreen Recordsから6/18にリリースされる Spook The Herdとのスプリット作に収録曲。どちらのバンドも解散を発表した Ovlovのさよならライブに出演予定になっています。

Sightings – Amusers and Puzzlers (Dais)

人知れず解散していたなんて寂しいじゃないですか。でも10枚もアルバムを出したのだから何も思い起こすことはありません。ただし、この作品が制作された後での解散であればもっと美しかった。つまり本作は前作と同じ時期に制作されていたものが集められたもので、アップデートされたものではないからです。だけど収録漏れ的な音源かもしれないけど、残り物的な印象はそんなにないのです。ただまあ、Sightingsの音楽って随分前の時点で完成されていたし、ある時点からはあんまり変化は無かったと思う。なので、新しいか古いかはそんなに重要ではないのですが、これで最後というのが寂しいわけです。 6.0 

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