Jessie Jones – Jessie Jones (Burger)
凄い好きで今後も期待していたのに、いつの間にか解散していたとは残念です。ちょっと出来過ぎな音が逆に仇となったのかな。ただ彼女のソロ活動が始まったようなので気を取り直していきましょう。バンド時代のプログレな部分はソングライトに凝縮させて、歌とメロディをシンプルに愉しませるものになっている。演奏は誰がしているか謎ですが、歌ありきのバンド・サウンドで、プログレッシヴな演奏であっても唄に付随する感じ。ただソロ作になったところで、結局よく出来た音楽で、ソフトサイケやアシッドフォークなコンサバな感じがどうなんだ、ってとこなんでしょう。先行曲にもなっていた1曲目のような、ちょっと弾けた路線をもっとやると化けるんじゃないでしょうか。 7.0
Infinite Body – “Avolition”
ロスアンジェルスを拠点にするアンビエント/サイケ・プロデューサー Kyle Parkerによるソロ・プロジェクト Infinite Bodyが、2010年に Post Present Medium からリリースしたアルバム以来となる新作 ‘Avolition’ を8月にリリース致します。こちらのサンクラ音源は、アルバムからの抜粋トラックとなり、シンセやオルガンを交えた壮大なアンビエンス・ドローン。アルバムは、Isounderscoreレーベルからリリースされ、マスタリングは Sean MaCannが担当しているようです。
Peluquería Canina – “Hilda Zaude”
スペインはマドリッドを拠点にするガレージ/パンク・バンド Peluquería Caninaがリリースするニュー・アルバムから、収録曲 “Hilda Zaude” のストリームがシェアされています。ポスト・パンク的なミニマル要素のあるガレージ・サイケ・ソングです。アルバム ‘Jovenes Promesas’ は、Going Undergroundから9月にリリースされるようです。
Ben Varian – “Works Out, Wears Out”
テネシーを拠点にするシンガー/プロデューサー Ben Varianがリリースする新作アルバムから、先行曲 “Works Out, Wears Out” などのストリームになります。サイケポップ、ラウンジー・サウンド、ベッドルーム・ポップそしてエレクトロニクスを用いたコラージュなどによるサウンドです。アルバム ‘Part of the Y’all’ は、MJ MJ Recordsから7/28にリリースされます。
The Unending Thread – ‘<selftitled> the unending thread </selftitled>‘
サンフランシスコを拠点にするDIY/インディ・ロック・バンド The Unending Threadが、アイルランドの Little L Recordsから7/24にリリースしたアルバム ‘<selftitled> the unending thread </selftitled>‘ のフル・ストリームになります。最近の写真を見ると3人になっているので、1人減ったかもしれません。アジア系の女性がメイン・ヴォーカルを務め、南国風なフレーズからパンキッシュ、エモなものまでを展開するローファイ・ロック・ポップです。
Samantha Crain – “Killer”
オクラホマはノーマンを拠点にする女性フォーク・シンガー Samantha Crainが先日リリースした新作アルバム ‘Under Branch & Thorn & Tree’ から、収録 “Killer” のビデオをリリースしました。Weston Getto Allen and Dorian Electra による制作のビデオで、黒人の少年が警察ごっこをしてるところに、白覆面お化けがやってきて追い詰められてピンチを迎えるが、実は少年は。。ってなストリーですが、こちらの曲はアメリカの黒人社会における警官の蛮行に対するプロテスト・ソングだそうで、深い意味がある映像だったのです。
Fox Millions Duo – Lost Time (Thrill Jockey)
最近同じようにドラマー同士によるコラボ作がありましたが、この2人の組合せも強力です。共に様々なバンドやプロジェクト活動をするドラマーで、当然バンドにおいても重要な役割を果たしてきていた。Kid Millionsに関しては、メインバンドの活動と並行して個人的なプロジェクトをやってきたけど、最近はドラマーとしての個人もの実験作が中心だった。一方Greg Foxは幾つかのバンドを短い間に渡り歩いている印象で、ドラム作に徹したものは今回が初めて。2人のドラミング方法は異なるというか、Gregが異常なだけかもしれないけど、ロングな2曲を収録していますが、最初がGreg、後がKidのスタイルをそれぞれ中心にした感じ。つまり前半はフリージャズ的な複雑なもので、後半はギターやシンセも加えたスローなミニマル・サイケとなっている。2人はバンドの活動も並行しつつ、今後も継続してこのプロジェクトを続けて行くそうです。 7.0