Now It’s Overhead – “eleven-seven-thirty-five”

ジョージア州アテネ出身のアンディ・ルマスター(Andy LeMaster)によるインディー・ロック・プロジェクト、Now It’s Overheadが発表したシングル「eleven-seven-thirty-five」は、2006年以来となるバンドの活動再開を象徴する楽曲です。本作は2001年の1stアルバム制作時期に書き下ろされ録音されていた未発表音源で、テープ整理の際にルマスター自身が再発見したことで日の目を見ることとなりました。クィアとしての自己探求や Bright Eyes とのツアー体験、当時の期待と不確実性が反映された歌詞に加え、ドラムのクレイ・レヴァレット(Clay Leverett)とのセッションやテープとサンプラーを手動で同期させた濃密なブリッジなど、2000年代初頭のインディー・ロック独特の熱量とノスタルジーが凝縮された一曲に仕上がっています。

本シングルのリリースに合わせて、過去作品の初アナログ化および新曲を含む5曲入りデジタルEP『In The Beginning』の展開が発表されています。EPには本作をはじめ、新しく書き下ろされた「sigh let go」なども収録されており、初期の音源と現在の視点が交差する構成となっています。あわせて公開された楽曲(または関連映像)は、彼らがかつてSaddle Creekレーベルの重要アーティストとして築き上げた濃密でシューゲイザー的なサウンド世界をヴィジュアル・聴覚の両面で想起させる仕上がりです。また、これらに連動する形でジョージア州アテネの著名ライブハウス「40 Watt Club」での秋の復帰ライブ(2007年以来)も決定しており、作品の映像・音源リリースとライブパフォーマンスが一体となった本格的な再始動プロジェクトとなっています。