Nation of Language、人間性を追求したシンセ・サウンド『Dance Called Memory』をリリースへ

Nation of Language、人間性を追求したシンセ・サウンド『Dance Called Memory』をリリースへ

Nation of Languageは、4枚目のアルバム『Dance Called Memory』を9月19日にSub Popからリリースすることを発表しました。同レーベルからのリリースはこれが初となります。本作は、Holy Ghost!のNick Millhiserが共同プロデュースを手掛けており、彼は2023年の『Strange Disciple』と2021年の『A Way Forward』も手掛けています。バンドのキーボーディストであるAidan Noellは、「ニックの素晴らしい点は、私たちに、期待されることをする必要はない、あるいは特定のサウンドを追いかける必要はないと感じさせてくれる彼の能力だ」と語っています。

フロントマンのIan Devaneyは、「Kraftwerkの思想とBrian Enoの思想には二分法があり、それぞれに異なる時点で惹かれてきた。Kraftwerkがいかに音楽から人間性を排除しようとしたか読んだことがあるけれど、Enoは常に、明らかに人間らしいと感じられるシンセサイザー音楽を作りたいと語っていた」と述べています。「Kraftwerkが音響的に基礎的な影響力であるのと同様に、このレコードではEnoの思想にずっと傾倒したんだ。AIが人間のクリエイターに取って代わることで急速に定義されつつあるこの時代において、僕は人間の条件にもっと焦点を当てていて、その根底にある音楽がそれを支える必要があるんだ…絶望ではなく、リスナーに私たちが互いを真に見ているという感覚、つまり私たちの個々の苦闘が実際には共感によって私たちを結びつけられるという感覚を残したいのです」。

アルバムには、最近のシングル「Inept Apollo」が収録されており、さらにシューゲイザーな新シングル「I’m Not Ready for the Change」も公開されました。