Metz – II (Sub Pop)

こんなに悪い感じの音から始まるアルバムがSub Popから出るのは久しく無かったというか、現在では彼等くらいか。ギターは突き刺さるように鳴らされるが、途中のインタールド等含めてエフェクトの使い方がとても巧い。そして音の隙間の無い喧しい演奏で、メロディなんて無いのですが、そんなにうるさく感じないし纏まっている。たぶんベースとドラムもとにかく巧くて、その辺を整えているんでしょう。まだ熱い音で溢れていた90年代のSub Popよりも遥かに熱く、喧しく、他に存在しない高い完成度の音楽。 9.0 

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