謎の溺死を遂げた少女の事件から住宅危機まで——アイルランドの現実を糾弾するMeryl Streekの新作、Phil JupitusやGallowsのメンバーなど多彩な表現者たちが集結

謎の溺死を遂げた少女の事件から住宅危機まで——アイルランドの現実を糾弾するMeryl Streekの新作、Phil JupitusやGallowsのメンバーなど多彩な表現者たちが集結

アイルランドのアーティスト Meryl Streek が、ニュー・アルバム『Stories They Don’t Teach You At School』のリリースを発表しました。先行シングル「Rotten Fruit」には、彼が多大な影響を受けたと語るアナーコ・パンク・バンド Crass の Steve Ignorant が参加。メディアによる情報操作や恐怖を煽るニュースの氾濫を批判したこの曲について、Steve Ignorant は「ケツを蹴り上げられ、顔面をひっぱたかれるような衝撃だ」と評しています。

本作は、私たちが人生の後半で何の準備もないまま直面せざるを得ない「鬱、依存症、ホームレス、生活費の高騰」といった問題をダイレクトに突きつける、彼の中で最もストレートな表現がなされた作品です。収録曲の「Council Estates」では労働者階級を見捨てる政府を糾弾し、「Kelly」では2024年に未解決のまま亡くなった若き女性 Kelly Lynch の不可解な事件を取り上げ、遺族の独自調査と当局の発表の食い違いにスポットを当てて「誰も声を上げないなら、自分が声を上げる」と宣言しています。

アルバムには多彩なゲスト陣が名を連ねており、The Radiators From Space の Pete Holidai、コメディアンの Phil Jupitus、Gallows の Laurent ‘Lags’ Barnard、Adebisi Shank の Vinny McCreith、Other Half の Sophie Porter、そして Phil Wyer らが参加。さらに、故 Liam Norton の生前の音声や、アイルランドの住宅問題活動家 Frank と Jude の音声も組み込まれており、最後はSNSで人気のクリエイター Frankie McNamara による3分間のスポークン・ワードで締めくくられます。