Mengers – “i​/​O”

メキシコのバンドMengersは、ニューアルバムをリリースするにあたり、”i/O” という曲でプレビューを行い、彼らのサウンドの進化を示しました。”i/O” は、前作 ‘GOLLY’ で高い評価を得た破壊的な音楽的熱狂から脱却し、彼らの音楽的提案に新たなアプローチを導入して、まったく新しい芸術的レベルに到達しています。刺激的でエネルギッシュなサウンドはそのままに、ダイナミクス、クリーンさ、メロディの新しい感覚が、これまでの Mengersとは違った側面を見せてくれます。この曲について、バンドはこう述べています。

「1年半以上もパンデミックの中で生活していると、毎日が果てしない繰り返しになってしまいます。私たちの日常生活は信じられないほど単調になりました。私たちは常に孤独と孤立を求めてきましたが、家族や友人を失ったり、不確かな未来に直面して常に警戒している状態になることは望んでいませんでした。人生の中で最高の時であり、最悪の時でもあります。人生は、オンになっているのかオフになっているのかわからないスイッチのようなもので、おそらくスイッチはオンでもありオフでもあるのでしょう。人生は絶対的なものではありません。幸せには悲しみがつきもので、悲しみには幸せが隠れています。何もかもが唯一無二なのです。”i/O” はそのような先入観を否定します。私たちは人生の中で最高最悪の場所にいて、それはくだらなくもあり、壮大でもあるのです」