Lorelle Meets The Obsolete、ダンスフロアへの接近と「身体」がテーマの新作『Corporal』から「Regresar / Recordar」を先行公開

Lorelle Meets The Obsolete、ダンスフロアへの接近と「身体」がテーマの新作『Corporal』から「Regresar / Recordar」を先行公開

メキシコのデュオ、Lorelle Meets The Obsoleteが、7枚目のアルバム『Corporal』から新曲「Regresar / Recordar」をリリースしました。彼らのこれまでの作品で最も傑作かつ獰猛なこのアルバムは、サイケデリックなポストパンクに新たな電子的な推進力を加え、ターボチャージされたサウンドを聴かせます。

SuunsのライブサウンドエンジニアであるAntoine Gouletがミックスを、Eddy Current Suppression RingのMikey Youngがマスタリングを手がけたこのアルバムは、その雰囲気と様式において、Primal Screamのクラシック『XTRMNTR』に最も近い比較対象となるでしょう。『XTRMNTR』もまた、個人的な葛藤や政治的対立を加工し、歪んだダンスミュージックとして吐き出した作品です。今回の新作は、デュオのDJセットや昨年の革新的なRemezclaリミックスコレクションが彼らの思考に影響を与えたことを示しており、彼らがMoor Mother、MF DOOM、Patrick Cowley、The Bug、Paula Garcés、Phil Kieran、Coby Sey、Run the Jewels、Anadolといったアーティストを挙げている理由もここにあります。

「他のアーティストの音楽を演奏するのは違う」と、ダンスフロアへの方向転換についてメンバーのLorena Quintanillaは語ります。「ただ聴いているだけでなく、エネルギーがどのように流れ、それが他の人々にどう影響するかを観察しているのです。それは、何が他の身体を動かすのかを目撃する機会を与えてくれます。」そして、『Corporal』というタイトルが示唆するように、このアルバムはまさに「身体」がテーマです。

「身体は、ストレス、疲労、悲しみの重みを背負うものです。システムが最初に壊すのは身体なのです」とLorenaは説明します。「無意識のうちに、アルバムを制作している間、私たちの身体は楽曲の中に喜びを求めていました。快楽と再び繋がることが、新たな次元を開く方法、つまり、逃避しつつも現在に留まる方法となったのです。」このテーマは歌詞にも引き継がれており、Lorenaによると「消える身体、虐待される身体、私たちが恋しい身体、抗議のために共にデモ行進する身体、コントロールされている身体」に様々に言及しているとのことです。

『Corporal』から先行公開された「Regresar / Recordar」は、彼らの新しいサウンドの方向性を明確に示しています。