結成25周年の節目に迎えた通算11作目の最新アルバム『A Ban On Plastic Bag Bans』と過激なる覚醒:Liarsがカラマズーでの実体験と現地録音を融合させて放つ苛烈なリード・シングル「Ice Pick, Kalamazoo」

結成25周年の節目に迎えた通算11作目の最新アルバム『A Ban On Plastic Bag Bans』と過激なる覚醒:Liarsがカラマズーでの実体験と現地録音を融合させて放つ苛烈なリード・シングル「Ice Pick, Kalamazoo」

名盤『They Threw Us All In A Trench And Stuck A Monument On Top』でのデビューから四半世紀を迎えるAngus Andrewのソロ・プロジェクトLiarsが、通算11作目となるニュー・アルバム『A Ban On Plastic Bag Bans』のリリースを発表し、先行シングル「Ice Pick, Kalamazoo」を公開しました。使い捨てプラスチック袋の禁止を禁じるミシガン州の不条理な実在の法律から名を冠した本作は、巨大な権力構造や不公正が日常の背景と化していく精神的な焦燥感をあぶり出す重厚な作品です。

先行シングル「Ice Pick, Kalamazoo」は、Andrewがかつて暮らしたミシガン州カラマズーでの企業汚染に対する不発に終わった反対運動の記憶と、現地で自ら採取したフィールド・レコーディングを組み込んだ苛烈なナンバーです。Andrew本人が監督を務め、地元の抗議デモで撮影した写真のみで構成されたミュージック・ビデオとともに、社会に潜む矛盾への怒りと抵抗の意志を不穏かつ機械的なインダストリアル・サウンドに乗せて突きつけています。

前作『The Apple Drop』に続き前衛ジャズ・ドラマーのLaurence Pikeやマルチ奏者のCameron Deyellが参加し、アメリカとAndrewの故郷オーストラリアの間で制作された本作は、スタジオでの即興演奏を通じて構築されました。動かしがたい巨大な力への疲弊や日常に溶け込む歪みを、圧倒的な緊張感と無骨なアンサンブルで描いた必聴のアルバムに仕上がっています。