ソロ中心に活動を移してからまだそんなに経っていないはずですが早くも3作目です。そしてバンド、別バンド、そしてソロ活動後と、ずっと慣れ親しんだレーベルを離れて真の意味で独り立ちです。たけど今回は結構知られた女性シンガー陣を始め数多くのゲストが参加しており、ソロ活動直後の頃とは本質として違う。初期は純粋にソングライターとしての作品であったのに対して、今回はミュージシャンとしてアルバムを完成させたような内容で、それぞれの曲の構成で楽しませてくれる。こんなことを言っては悪いが、元々メロディで訴えるタイプではないし、お世辞にも歌が上手いわけではないので、彼が進む道としては至極真っ当な道であるし、素晴らしい答えに導いたと思う。今作の出来に少なからずの影響を与えているであろうエンジニアとして参加したミュージシャンのソロ作品も近々出るようなのでそちらも楽しみです。