パンクの衝動とR&Bの官能が交差する――Kelelaが自身のルーツを解体し、再構築した待望の3rdアルバム。

パンクの衝動とR&Bの官能が交差する――Kelelaが自身のルーツを解体し、再構築した待望の3rdアルバム。

Kelelaが、2026年7月10日にWarp Recordsから待望の3rdアルバム『new avatar』をリリースすることを発表しました。2017年のデビュー作『Take Me Apart』、2023年の『Raven』に続く全12曲の本作では、彼女の代名詞であるエレクトロニックR&Bに、原点であるワシントンD.C.のパンクやインディー・シーンの要素を融合。歪んだギターとダンスミュージックが交錯し、自身の音楽遍歴をすべて集約させたようなサウンドを展開しています。

アルバムにはPinkPantheressやA. K. Paul、Fousheéが参加し、プロデューサーには先行曲「linknb」を手がけたOscar Schellerを起用しています。Kelelaは本作について、混乱する世界から目を逸らすための娯楽ではなく、現実の中で喜びや美しさを感じ、立ち向かうためのカタルシスであると語っています。また、新曲「linknb」はスランプの中で生まれた「困難を経て得た自信」を祝う楽曲であり、ガレージロックとダンスフロアの熱量が混ざり合った象徴的なトラックとなっています。

自身のルーツであるパンク・ハウスでの曲作りが、今回の自由で自発的な制作アプローチに繋がったと彼女は振り返っています。完璧主義を解体し、失敗を恐れない精神から生まれたこのアルバムは、愛と献身、そして時には怒りという形で、彼女の新たな側面をかつてないほどの確信を持って表現しています。音楽的な成熟と初期の衝動が共鳴する、まさに彼女のアーティストとしての「新しい化身(new avatar)」を象徴する作品です。