ルーツであるジャマイカの低音とフォークの繊細なハーモニーの結実——音の境界領域(リミナル・スペース)を漂うJune McDoomの最新シングル「Without You」と待望の1stアルバム

ルーツであるジャマイカの低音とフォークの繊細なハーモニーの結実——音の境界領域(リミナル・スペース)を漂うJune McDoomの最新シングル「Without You」と待望の1stアルバム

ニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライターJune McDoomが、名門インディ・レーベルJagjaguwarとの電撃契約を発表し、待望のデビュー・フルアルバム『Follow The Light』のリリースと共にリードシングル「Without You」を公開しました。サウスフロリダのジャマイカ系家庭で育ち、幼少期から父親の自作スピーカーから響く低音とフォーク・ミュージックの繊細なハーモニーに包まれて育った彼女。本作は、パートナーのEvan Wrightと共に時間をかけてパートを重ね合わせ、緻密かつミニマルに構築された音の美学が結実した第一歩となる作品です。

先行トラック「Without You」は、「大切な人を失ったときにどれほど人生が無意味に感じられるか」という切実な気づきと、その存在を決して当たり前だと思わないという決意の感情曲線を表現した一曲です。直線的な生ドラムのビートから始まり、Cocteau Twinsの影響を深く受けたシューゲイザーの煌めくノイズと、ダブの伸びやかなベースラインが絶妙に融合。完成まで何度も工程を繰り返す静かな情熱と忍耐から生まれた、美しく儚い音響空間を展開しています。

デビュー・アルバム『Follow The Light』は、夢と現実の間、意識が覚醒する直前の静寂のような「リミナル・スペース(境界の領域)」を捉えた音のドキュメンタリーです。祖父であるメント奏者Colin Smithから受け継いだアコースティック・フォークの質感と、レゲエ/ダブのルーツ、そしてWall of Soundやドリーム・ポップの美学が等身大の彼女のボーカルを中心に交錯。自分自身の内面や家族の系譜と向き合いながら、暗闇の中で光を見出していく普遍的な美しさを湛えた傑作アルバムに仕上がっています。