名盤『Something』の姉妹編がDominoから登場!1年の歳月をかけ呪術的ダンス・ナンバーへと変容を遂げた先行シングル「Fantasy」が解禁

名盤『Something』の姉妹編がDominoから登場!1年の歳月をかけ呪術的ダンス・ナンバーへと変容を遂げた先行シングル「Fantasy」が解禁

アヴァン・ポップ/アート・ポップの旗手として知られるJulia Holterが、ニューシングル「Fantasy」をリリースし、同時にミュージックビデオを公開しました。本作は、高い評価を獲得した2024年のアルバム『Something in the Room She Moves』の姉妹編(コンパニオン・アルバム)として、Domino Record Co.から2026年8月21日にリリースされる新作『Materia』からの新曲です。傑作の余韻が冷めやらぬなか届けられたこのアナウンスと新曲は、彼女の次なる実験的なビジョンを鮮烈に提示しています。

先行シングル「Fantasy」は、一見すると奔放に身を委ねるような軽快さがありながら、彼女自身が「完成までに1年以上を費やし、様々な変容を遂げた、アルバムの中で最も骨の折れる試みだった」と振り返る、緻密に計算されたダンス・ナンバーです。呪術的な高揚感を放つサウンドのなかに、「光に瞬きをし、生き延びることを願う」という一節が含まれており、ファシスト国家における白昼夢が孕む恐怖や切迫感が不穏に滑り込ませてあります。Dicky Bahtoが監督を務めたミュージックビデオとともに、彼女が模索した「陽気で楽天的なテンポ」と、その影にある批評性がサイケデリックに調和した作品に仕上がっています。

この楽曲が収録される全7曲の新作『Materia』は、Julia Holterにとって真の自由な実験の場(プレイグラウンド)となる作品です。2018年のツアー直後から温められていた表題曲の2つの異なる再構築バージョン(Jessika Kenneyを迎えた幻覚的な「Materia 2」や、CD時代へのオマージュとしてオリジナルをスローダウンさせた「Materia 3」)を筆頭に、ソロでの即興演奏や、前作のデモから発展した魅惑的な「My Twin」など、多種多様なアプローチが試みられています。同世代で最も流動的なアート・ポップの書き手である彼女が、多彩なアイデアを行き来しながら一つの感動的な全体像へと結実させた、深く洗練された一枚です。