Jenny Hval – Apocalypse, Girl (Sacred Bones)

このレーベルからは初登場ですが、そこそこの年齢の女性で、以前はRune Grammofonから出しておりました。あのレーベルからデビュー作が出るってことは、それなりに実力と整った音楽でなかれば出せなかったはずですが、今回いきなりアメリカのレーベルに移籍して、どうなるんだろうと興味津々でありました。初期の作品では綺麗に整えた音響的な音を背後に歌を目立たせる感じでしたが、やっていることはあまり変わらないけど、今回は彼女の声や音が調和し、生で伝わってくる感じ。そのような状況で、北欧特有の催眠的で民族的なループ世界と遠遠しい歌声が重なると、美しくも緊張感に溢れているというか、感覚が研ぎすまされるし、同時にこの質感の方が接し易い。 8.5 

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