ニュージャージー出身のシンガーソングライターJames Ivyが、待望のファーストアルバム『The Seams』の8月リリースに先駆け、ニューシングル「Lima」を発表しました。本作は、2021年の『Good Grief』や2023年の『Everything Perfect』といった初期EP、そして今年初めに発表されたRoy Blairとのコラボレーションプロジェクト『American Road in New Jersey』に続く最新曲です。「新たなクリエイティブの章」の幕開けとも評されるこのシングルは、自分が十分な存在ではないと感じることから生まれる不安や焦燥感をリアルに捉えており、アーティストとして最も自信に満ちた姿を提示しています。
このシングルも収録されるニューアルバム『The Seams』は、2年の歳月をかけて制作され、「創造的な停滞と個人の成長への瞑想」を描いた作品です。これまでのPC中心の楽曲制作プロセスから一転し、James Ivyはベッドルームでアコースティックギターを手に曲作りに向き合いました。瞬間的な満足感のために曲を書くのではなく、あえて自分を抑制し、自身の内面と深く向き合うことで、よりオーガニックで思索的なアプローチへと移行した彼の変化が色濃く反映されています。
自身の音楽的アイデンティティであるポップミュージックへの衝動を意図的に抑え込もうとしたものの、染み付いたポップの直感が自然と細部から滲み出てしまったと本人は語ります。結果として、内に秘めた二つの側面がせめぎ合うことで、より瞑想的でありながらも彼らしさが100%凝縮されたサウンドが完成。アルバムへの期待を最高潮に高める、非常に深い味わいを持ったパッケージに仕上がっています。
