review In Tall Buildings – Akinetic

前作から3年でこれが3作目と、いい感じのペースとタイミングの作品だと思う。基本的なことは前作からの延長で、相変わらずの優しく柔らかいメロディと歌声に瞬殺される。そして音作りにエレクトロニクスの導入など、前作よりも精密でシカゴ産らしい細かなアイディアが加わった。今回は名プロデューサーを招いての作品ということでその辺りが影響しているとは思うが、それ以前に彼自身がこの作品までの期間に、レーベルメイトのプロデュースを手がける側であった経験が大きく反映されてるのように思える。シンガー、ミュージシャン、そしてプロデューサーの全てで高い質にある作品です。