Palma VioletsのフロントマンであったSam Fryer率いるGently Tenderの「Don’t Sleep」は、10月16日にリリースされるニュー・アルバム『This Was Once Fields』からのリード・シングルです。今年3月に発表された同名EPに続く本作は、Sam Fryerがロンドンをはじめとする屋外での散策からインスピレーションを得て制作されました。ロンドンの夜の街をドライブしているときの感覚が爽快なポップ・サウンドへと落とし込まれており、本人が「深夜のタクシーに乗っている気分になるため『Uber Pop song』と呼んでいる」と語る通り、都市のノスタルジーと疾走感が心地よく響く楽曲です。
歌詞や楽曲の底流には、長年活動の拠点としてきたロンドンという街に対する愛憎半ばする切実な感情(「この街が大好きだ」と叫ぶ声は奥歯を噛み締めながらのもの)が込められています。都市生活における葛藤や苦悩を抱えつつも、アーティストとしての自身の人生を形作ってくれた場所への深い敬意と愛着が綴られており、アルバム『This Was Once Fields』の持つ豊かな詩情と人間味あふれる世界観を象徴するナンバーに仕上がっています。
