ロンドンからニューヨークへの移住と失恋を乗り越えて──Fenne Lilyがカントリーの薫りをまとい、歓びの太陽へと舵を切る再生の第4章

ロンドンからニューヨークへの移住と失恋を乗り越えて──Fenne Lilyがカントリーの薫りをまとい、歓びの太陽へと舵を切る再生の第4章

ブルックリンを拠点に活動するシンガーソングライターFenne Lilyが、ニューアルバム『Win Win』を10月23日にNettwerkレーベルからリリースすることを発表しました。本作はロンドンからニューヨークへの移住という環境の変化、それに伴う予期せぬ失恋や友人・コミュニティとの別れによる自信喪失の危機を乗り越えて制作された、彼女の新たな章の幕開けを告げる4作目のアルバムです。

アルバムのプロセスにおいてブレイクスルーとなったのが、現在公開中の先行シングル「Uh Huh」です。この優しくも力強い楽曲は、一つの恋の終わりと新しい恋の始まり、そして過去の痛みが残る中で次のステップへ踏み出す複雑な感情を捉えています。Fenne Lily自身が「この曲を書いた時は本当に良い状態にいた」と語るように、歌詞には再び自分への信頼を取り戻し、新たな環境への情熱を見出した彼女のポジティブな変化が色濃く反映されています。

かつてないほど「太陽の光」を感じさせるサウンドを目指した本作は、イギリス人である彼女が現在暮らすアメリカの空気を吸収したかのような、カントリー寄りのテクスチャーが取り入れられているのも大きな特徴です。「もし一度きりの人生なら、自分らしい形にするべきだ」と歌う彼女の言葉通り、痛みを抱えながらも決して立ち止まらず、確かな強さと自信を持って「明かりを灯した状態の自分自身」へと戻っていく、歓びに満ちた再生のレコードに仕上がっています。