Embryo – “VIAL”

昨年、2ndアルバム ‘LOUDMOUTH’ をリリースしたミネアポリスのバンド、VIAL。この曲は、最高裁が「ロー対ウェイド」を覆す判決を下したことを受け、収益金を非営利団体「Gender Justice」と「National Network Of Abortion Funds」に寄付するためのチャリティーソングとなっています。「「私の下から敷物を滑らせて/私の生殖に関する権利を奪って/私はただの保育器/そう、望まれない命を生み出す器よ」と、この曲の冒頭に書かれています。

私の下から絨毯を滑らせるように
私の生殖に関する権利を奪う
私はただの孵卵器
そう、望まれない命を生み出す器だ
そうだ、法律を取り戻そう、なぜしない
そんなことする必要ないのに
そんなの関係ない
ここにいると死にたくなるんだ

私は( 私はあなたを)
あなたを嫌いにさせる
自分を憎め
あなたがすることのために自分を憎む
私はあなたを作ります
あなたを嫌いにさせる
あなたは(自分を)憎む
私がそうであるように、自分自身を憎みなさい

養子縁組の話をしないか
自分の子しか産んでいないのに
私の命を危険にさらしてまで
すでに溢れかえっている制度に子供を入れるために
黒いスーツに赤いネクタイの老人たち
偏見の塊のような人たちが
嘘をつき、人生を台無しにし
皆に心的外傷後ストレスを与える

私は(私はあなたを)
あなたを憎むように仕向ける
あなたを(自分を)憎ませる
あなたがすることのために自分を憎むように
私は(私はあなたを)作るだろう
あなたを嫌いにさせる
あなたは(自分を)憎む
私がするように、自分自身を憎め

牧師と政治家が握手し、名刺を交換する
私の身体の自律性は完全に無視されたままだ
民主主義とは名ばかりの寡頭政治主義
領主と指導者の境界線はあいまいだ
総統閣下バンザイ

私は(私はあなたを)作るだろう
あなたを憎ませる
自分を嫌いにさせる
自分がしたことを自分で嫌いになるように
私は(私はあなたを)作るよ
あなたを嫌いにさせる
あなたは(自分を)憎む
私がするように自分を憎め