ヴァージニア州ハリスンバーグを拠点に活動するインディー・オルタナティヴ・カントリー・バンドDogwood Talesが、待望のニューアルバム『Every Star in Rockingham County』を8月28日にBorn Losers Recordsよりリリースすることを発表し、先行シングル「McMemories」のミュージックビデオを公開しました。シェナンドー・ヴァレーの自然や生活に深く根ざした独自の哀愁漂うストーリーテリングで知られる彼らは、2018年のデビュー作『Too Hard to Tell』や2020年の『Closest Thing to Heaven』、そして今年前半に発表されたEuphoria Againとのコラボレーションアルバム『Destination Heaven』に続き、今作でバンドの原点へと立ち返ります。
先行シングルである「McMemories」は、MJ LendermanやWild Pinkを彷彿とさせる、霞がかったオルタナティヴ・カントリーと物憂げなインディー・ロックが交差するサウンドに仕上がっています。歪んだディストーションのレイヤーや泥臭くも美しいペダル・スティールの音色が特徴的で、前半の緩やかなローファイ・カントリー・メロディから、後半には火山が噴火するような激しいロック・ジャムへとダイナミックに展開します。歌詞の面では、マクドナルドのコーラのために授業をサボったことや十代のキスなど、遠い子供時代の記憶や細部を巡りながら、サビではギターのフックと共に一気にドリーミーで映画的な世界観へと広がっていきます。
バンドによると、この楽曲は現在の自分の人間関係の基盤となり、今でも意識の隅に残り続けている過去の関係性への省察から生まれたといいます。数年前からライブで演奏していく中で、歌詞に込められた個人的な思いを映し出すように、バンドにとっても「ずっと探していた欠けているピース」のように感じられる重要な曲へと成長しました。「遠い記憶こそが、散らばった破片を一つに集める一筋の光になり得る」という気づきが込められた本作は、過去を思い出すことで、これからの道をより確信を持って見つめるための道標となる一曲です。
