Dntel – “Connect”

Jimmy Tamborello(ジミー・タンボレロ)が、Morr Musicが Les Albums Clausと共同で2021年にリリースする2枚の Dntelアルバムのうちの2枚目 ‘Away’ のリリースを発表し、ファーストシングル “Connect” をリリースしました。’Away‘ では彼のポップミュージックへの愛が表現されています。

「私は80年代のテクノポップで育ちました。これらの影響は常に私の音楽に反映されています」と、ジミーは言います。今回のアルバムでは、「80年代のインディーポップや4ADのようなレーベルを意識しました。このアルバムは、それらの影響をミックスしたものであり、自分のディスコグラフィーの中で、今でもつながりのある要素を見つけ出そうとしたものでもあります。昔の Dntelのレコードや、以前に所属していたテクノポップバンドの Figurineを反映させたいと思いました。私は、自分の音楽は基本的にテクノポップだと思っていますが、ポピュラー音楽としてのポップスを指しているわけではなく、ただきれいなメロディーが好きなだけです。でも、Dntelという名前では、本当に多くの人に向けて音楽を制作しようという野心はありませんでした。」

タンボレロの作曲スタイルをユニークなものにしているのは、まさにこうした音楽へのアプローチの緩さにあると言えるでしょう。’Away’ では、健康的なディストーションと、彼が思いついた最も心に残るメロディー、ボーカル、そして苦くて甘い歌詞を組み合わせています。「私の声は音域が限られています。私の声は音域が狭いので、このボーカル処理を施すことで、より感情を引き出すことができるようになりました。最近のポップスの人工的なオートチューンのスタイルと同じだとは思いません。私ではなく、生身の人間が歌っているように聞こえるのです。」

Dntelはこのテクニックを使って、自分自身を自分のアートから切り離し、アーティストとしての自分の現状について、様々な解釈を受け入れています。「この加工された声は、良くも悪くも、普段の声よりも自分の姿に近いような気がする…」といいます。ジミー・タンボレロは、自分のユニークな音楽的個性と、ポップ・ミュージックの要求と可能性の両方を完璧に調和させる方法を見つけました。”Connect” を聴けば、それがわかるだろう。