das bisschen Totschlag with lonalih – “Windwaker”

ドイツ・ハンブルクを拠点に活動するプロジェクトdas bisschen Totschlagが、lonalihをフィーチャーしたシングル「Windwaker」は、ヨーロッパの現代インディーシーンの深層を感じさせるオルタナティヴ・トラックです。本作は、シューゲイズやドリームポップが持つ特有の美しくも歪んだ浮遊感に、インディートロニカの緻密なエレクトロニクス、そして実験的なロックアプローチを融合。彼ら自身が提示する「クラウド・ロック(cloud-rock)」というタグが示す通り、霧がかった雲の中に包まれるような、ドリーミーでありながらもどこか退廃的でエッジの効いた独特のサウンドスケープを構築しています。

客演に迎えた lonalih とのコラボレーションは楽曲にさらなる陰影を与えており、浮遊感のあるメロディの裏で鳴り響くノイジーなギターと、冷徹でいて心地よいビートのコントラストが秀逸です。ポップとしてのキャッチーさを絶妙に残しながらも、定型にはまらない展開を見せる構成は、まさに現在のハンブルクのアンダーグラウンド・シーンが持つ新世代の先鋭性を体現しています。シューゲイズ・ファンからエレクトロ・ロック好きまでを深く虜にする、中毒性の高い一曲に仕上がっています。