ロサンゼルスを拠点に活動するシンガーソングライターJohanna Samuelsが、ニューアルバム『Sorry, Kid』を2026年8月14日にOdd Man Out RecordingsとJealous Butcherからリリースすることを発表しました。これまでに「Two People, The Moon」や、Courtney Marie Andrewsをフィーチャーした「White Limousine」といった美しいシングルを連発し注目を集めていた彼女。本作のプロデュースは、Weyes BloodやFather John Mistyらを手がけた名手Jonathan Radoが担当し、テープ録音による温かみのあるサウンドに仕上げられました。ゲストにはMadison Cunningham、Erin Rae、Jordan Lehningなど豪華な顔ぶれが参加しています。
アルバムの発表と同時に、ニューシングル「Circles」(ft. Tyler Ballgame)がミュージックビデオとともに公開されました。ウーリッツァー(エレクトリックピアノ)の循環する印象的なモチーフで幕を開け、みずみずしいオーケストレーションが重なり合うこの楽曲は、人間が繰り返す行動のループや経験のパターンをテーマにしています。Johanna Samuels自身が「これらの楽曲が問いとして始まったのだとしたら、それは答えというよりも『決意』として着地した」と語る通り、パーソナルな内省が音楽的な救いへと昇華されたリードトラックです。
「Circles」は、彼女が20歳の頃にニューヨークで暮らしていた時期に書き下ろされた、極めて思い入れの深い一曲です。当時彼女はElliott Smithの音楽に深く没頭し、無限のシンボルや教育番組の「フィギュア8(数字の8)」の概念に魅了されていました。感情の氾濫と麻痺が同時に起こる不思議さ、美しい音楽やコミュニティが存在する一方で戦争や暴力が消えない世界の矛盾に思いを馳せながら、彼女は「最後には愛と誠実さが勝つ、根底にある優しさを信じたい」という願いをこの曲に託しました。年月を経て再び演奏されたこの曲は、「人間は誰もが小さな宇宙であり、8の字の軸のように循環を繰り返しながら、時間をかけてオープンハートで成長していくものだ」という、普遍的で温かいメッセージを投げかけています。
