White Lung – “Pause Blow It South”

ヴァンクーヴァーのパンク/ハードコア・バンド White Lung の新曲がアップされました。”Pause Blow It South” は、11/5 に Deranged Records からリリースされる7インチからの音源で、昨年のデビュー・アルバムには無かったようなメロウなメロディの曲ですが、彼女等らしい真っすぐなパンク・スタイルは健在。現在新作アルバムも制作中らしいようで、リリースは来年かな?

Magik Markers – “Bonfire”

コネチカットのサイケデリック/アヴァン・ロック・バンド Magik Markers が、先週リリースされた久々のシングル “Ice Skater” に続いて、本編フル・アルバムからの先行曲 “Bonfire” をアップ致しました。初期の頃は Thurston Moore 監修レーベル Ecstatic Peace! からリリースし、その後も頻繁にリリースをしていましたが、アルバムのリリースとなると、Drag City から2009年にリリースされた ‘Balf Quarry’ 以来、4年ぶりになります。新曲はポスト・パンクなシンプルな感じなってて、最近の??アー写では2人しか写ってないので、メンバーが減ったんかなと思ってましたが、ジャケットのアートワークを見るとまだ3名いるっぽいね。 アルバム ‘Surrender to the Fantasy’ は、Drag City から 11/19 にリリースです。

Black Mekon – “Black Mekon Must Die”

ロンドンとストックホルムを拠点にするレーベル PNKSLM から、現在はバーミンガムを拠点に活動する兄弟と思われるデュオ Black Mekon の新作がリリースされます。彼等はこれまでにCDオンリーのアルバムを2枚リリースしていますが、今回初めてヴァイナルでリリースが決定。アルバム ‘Stolen Bable 2’ は、未発表音源とこれまでの名曲を収録した編集盤。Pussy Galore や Gallon Drunk を思わせるような、ブルースとガレージ、そしてヤサグレ・センスが合体したイカレたデュオ。アルバムからの収録曲 “Black Mekon Must Die” とテイスター・ビデオをどうぞ。リリースは、PNKSLM から11月中です。

Weaves – “Take A Dip”

Odonis Odonis や HYS などをリリースするちょっと注目なカナダはトロントのレーベル Buzz Records から、以前もシングル(デジタル)をリリースしていた同じく現在はトロントを拠点にするアート・パンク、4ピース・バンド Weaves の新曲 “Take A Dip” がリリースされました。なかなかキャラの立ったお姉さん Jasmyn Burke がヴォーカルのバンドで、彼女のネッチこいヴォーカルとグラムやサイケを交えたギター・差ウンドと絡んでネチネチ度が更にアップ。サンプリングで喘ぎ声も交えてエロスも注入。前作のシングルもついでにどうぞ。

Far-Out Fangtooth – “Borrowed Time”

サイケデリック、ガレージ・ロック系の聖地フィラデルフィアの4ピース・バンド Far-Out Fangtooth が、2年ぶりにセカンド・アルバムとなる ‘Borrowed Time’ を Siltbreeze からリリースします。デビュー作の頃は、Sonic Youth と Christian Death の融合なんて言われておりましたが、新作からの先行曲 “Borrowed Time” は、ループするサイケ感とファジーな雰囲気が、ポップとは言わないにしても、やらかくてメロウな感触があって凄くいいです。アルバムのリリースは 10/29 です。どうでもいいが、Siltbreeze は、ホームページを全然更新してくんないね。(笑)

Together Pangea – “Snakedog”

このシングルのリリース・アナウンスの段階では今まで通り Pangea の名前だったのに、先日のリリース時に改めてチェックしたら、名前が Together Pangea に変っていた、ロスアンジェルスのガレージ/パンク・トリオです。理由は定かではありませんが、以前のままだといっぱい同じ名前もいるんで、こちらの方がありがたい。彼等はデビュー作をシアトルの Lost Sound Tapes、セカンドをBuger Records と Olfactory との共同でリリースしてきましたが、最新シングルは、いきなりメジャー系の名門 Harvest Recordsからリリース。これまでに、Wavves, The Black Lips, FIDLAR, Ty Segall, Mikal Cronin, King Kahn and the Shrines, Nobunny, Redd Kross, Guitar Wolf, The Strange Boys などと共演してきた実力派なので、昇級はあるとは思いましたけどね。それで、最新シングルの激ノリノリなガレージ・ナンバー “Snakedog” の音源とビデオがありますのでどうぞ。今年中にはフル・アルバムも予定してるらしいです。

Tough Age – “Sea of White”

ヴァンクーヴァーを拠点にし、解散した Korean Gut っていうバンドのメンバーだった Jarrett K. が中心となって新たに結成されたバンドが、この Tough Age です。前身のバンドのこともよく知らなかったですが、Southpaw Records からリリースする Ketamines や The Famines などをリリースしているカナダはアルバータのレーベル Mammoth Cave Recording Co. からシングルをリリースしていたようで、その当時はノイジーなサーフ・ガレージでなかなかカッコ良いのです。そんでもって、こちらの Tough Age は、彼の他に、Apollo Ghosts, Role Mach というバンドに在籍していたベーシスト Lauren Smith と ギタリストの Penny Clark そして、Collapsing Opposites, Sightlines の Chris Martell による4ピースによる編成。過去バンド全ての音源をチェックじてないんですが、Apollo Ghosts は軽やかなガレージ・サーフ路線のバンドで、これもなかなか良い。そしてこの Tough Age ですが、現在アップされている “Sea of White” を聞く限り、ガレージと若干サーフなフレーズが混ざる曲で、そこに前身のバンドに無かった要素としてループするサイケデリック・ロック感が加わっている。そしてヴォーカルは女性が取っておりまして、アルバムの全容はまだ判んないですけど、ぜんぶ女性ヴォーカルなのかどうなのか、判るまで興味津々。セルフ・タイトルのデビュー・アルバムは、Mint Records から 11/12 にリリースです。

Parquet Courts – “You’ve Got Me Wonderin’ Now”

セカンド・アルバムが、昨年 Dull Tools からリリースされた以降から徐々に話題になり、今年になって同作品が What’s Your Rupture? から再リリースされた頃には盛り上がりが凄くなっていた、ブルックリンのパンク・バンド Parquet Courts が、新たなEPを What’s Your Rupture? から 10/8 にリリースします。EPに収録の “You’ve Got Me Wonderin’ Now” が現在ストリーミングできます。それと、最近、250本限定でミックステープをファンに向けて郵送したようですが、そこには電話番号が記されており、バンドに向けてメッセージを残すことができるようです。カセットはどうやってゲット出来た、出来るのか知らないんですが、電話番号は 917-471-2855 なので、なんかメッセージを送ってみてはどうでしょう。

PQ_Tapes

Dead Gaze – “Rowdy Jungle”

さて、今年にセルフ・タイトルのアルバムが出ておりましたが、あれは初期の音源などをまとめた企画盤だったので、今度こそ新作アルバムのリリースとなるミシシッピはオックスフォードの Cole Furlow による Dead Gaze です。ニュー・アルバムと言っても、過去にリリースされたものは、デジタルかせいぜいカセット・レベルだったんで、今度のが実質のデビュー・アルバムってことになるらしい。先行曲 “Rowdy Jungle” は、ビラビラなギターに始まるノイジーだけど、スウィートなメロディの曲で、前よりもポップだし前向き。そしてギターも何本か重ねてるし、コーラスも入る。実際はバンドとしてメンバーがいて演奏してると思うけど、あくまでサポート・メンバーなんのかな? アルバム ‘Brain Holiday’ は、Fat Cat Records 傘下の Palmist から、10/22 にリリースです。

Krill – “Theme From Krill”

Fat History Month, Guerilla Toss, Bent Shapes そして Speedy Ortiz 等と並び、現在のボストン・シーンを形成するバンドのひとつで、ジャマイカ・プレインというボストンのなかの街出身のトリオ Krill。彼等が最近セルフ・リリースしたセカンド・アルバム ‘Lucky Leaves’ のフルストリームと、オープニング・トラックに収録されているバンドのテーマソング “Theme From Krill” のビデオがアップされております。ボストンの大先輩 Pixies の様なフレーズに、Polvo や Joan Of Arc 的なヒネリ系オルタナ・ロックを融合したようなサウンドで、なかなか良いですよ。メンバーの Luke Pyenson は、学業に専念するために最近バンドを脱退し、ロンドンへ向ったそうですが、新たなドラマー Ian Becker を加え、ツアーも予定。また、ヴォーカルの Jonah Furman は、間もなくリリースされる同じくボストンのデュオ Kal Marks の新作アルバムの曲で、バック・ヴォーカルで参加しております。そちらの音源もついでにどうぞ。