アセンズのオルタナ・サイケ・カントリー/ロック・バンド Futurebirds の最新ビデオ “Virginia Slims” のビデオです。って、たばこ? 映像は田舎に住む少年達の青春あそび。こちらの曲を収録したアルバム Baba Yaga は、4/16 に Fat Possum からリリース。
folk
Yellowbirds – “Young Men Of Promise”
ブルックリンの 4ピース・バンド Yellowbirds からの新曲 “Young Men Of Promise” のストリーム音源です。フォーク、サイケ、アメリカーナ、そしてソングライター系の感じを交えたオルタナ・フォーク/ロック・バンド。フル・アルバム Songs From The Vanished Frontier は、The Royal Potato Family から、5/28 にリリースされます。
Peals – “Blue Elvis”
少し前にアナウンスされた時に意外な組合せだなと思いましたが、どちらもボルチモアのアーティストで、そこ繋がりなのかと。どちらも Thrill Jockey からリリースするバンド Double Dagger の Bruce Willen と、Future Islands の Will Cashon によるデュオ・プロジェクト Peals の音源がアップされました。お互いのバンドの音が全然違うから、どんなことになるのかと謎でしたが、なるほど、そういう感じですか。”Blue Wlvis” は、サイケフォークとエレクトリック・サウンドによるインストものです。Peals のアルバム Walking Field は、Thrill Jockey から 5/14 にリリースされます。
Benoit Pioulard – “Hymnal” (Kranky)
先日の暖かさと強風で、花粉症に酷くやられてノドも痛いなあの思っていたら、そちらはどうやら普通に風邪だったようでした。熱もしっかりで出てくたばっておりました。いやぁ、油断してたなあ、気をつけよう。そんなこんなで熱が出ると思考回路も全く働かずになんも出来なくなっておりました。だから病み上がりなんでお手柔らかに。本名と思わせて実は違うソロ・アーティストって結構おりますが、このひともそのパターン。いわゆる芸名っていうやつですね。小さい頃大好きだった野口五郎はほんとは佐藤 靖っていうんですよ。小学校のとき同級生だった友達の兄ちゃんの名前と一緒で、すごく憶えているんです。因に新御三家の西城 秀樹 は 木本 龍雄、郷 ひろみは原武 裕美です。って考えると、他のふたりに比べるとなぜにわざわざ五郎なんてダサイ名前にしたのか調べてみたら、彼の出身地である岐阜の飛騨山脈にある野口五郎岳から由来しているそうって、相撲取りみたいだな。Benoit Pioulard はなにに由来しているか分かりませんが、もっとカッコイイ意味があるんだろう。一作品を他レーベルから挟み、Kranky から再び登場となったわけですが、もうひとつその間に Morr Music から出ていた Orcas としてのデュオ作があったりと、定期的なリリースは実は続けていましが、なんとなく久々感があります。でも基本路線は変らずにフォークとアンビエンスがこの作品でも鳴っている。彼の音楽の好きな点は、多分ヴォーカルであり、その声質とも言える。もし、もっと感情的であったり、渋めの声であったら、なんか違う。全体的に暗さが存在しているなかでの、ちょっとアーバンというか、か細い声質で歌われる感じが合ってるんですね、音楽と。後ろ側では実験的なものをやってるかもしれないが、この音楽にはこの声がないと始まらない。だから、唄無しのインスト・ドローンは、そんなに求めていないから、なくてもいんです。これはヴォーカルが入る曲、そうでない曲との区別がハッキリしている構成なんですね。最初の曲みたいに、ドローンの上でも唄うのを聴いてみたいんですよ。でもシンガーソングライターとしての作品という意味では成立していますよ。ちなみに、本名は Thomas Meluch っていいます。
6.5/10
Barn Owl – “The Long Shadow”
互いのソロ活動も盛んですが、サンフランシスコのドローン・サイケ・デュオ Barn Owl としての新作が Thrill Jockey からリリースされます。”The Long Shadow” はアルバム V からの先行曲ですが、今までもドローンな雰囲気はあったけど、それよりもドローンしてるし、メロウな曲。リリースは 4/16 です。
Georgiana Starlington – “Gust”
Georgiana Starlington は、Jack & Julie Hines 夫婦によるプロジェクトで、彼等が一緒にやるのはこれが初めてでなく、ゴスなガレージ・バンド K-Holes のメンバーでもあるふたりなのです。このデュオでは、カントリー・テイストを強めたサウンドで、K-Hole とはまた異なる路線。デビュー・アルバム Paper Moon が HoZac Records から 3/26 にリリースされます。
MV & EE – ‘Fuzzweed’ (Three Lobed)
ライブアルバムはプロパーのアルバムとしてカウントしないのが普通ですが、MV & EE の場合はどうでしょう。彼等もスタジオ作は何枚もリリースしてるし、通常通りそれらをアルバム作として認識するので問題ないと思う。もしライブ作もカウントしてしまったら、MV & EE の場合は、自身のレーベルから手作りジャケットにCDRを差し込んだラフなテイストなものを少量限定で頻繁に出しているのでえらいことになる。でも最近はもう出してないのかなと思ってみたら、昨年も物凄い数を出しておりました。MV & EE のライブ音源がLPになるパターンは今回が初めてではないが、ヴァイナルで出る場合、ここ最近はスタジオ作が続いていたので、CDR作なんて手に入らないし、チェックしてないから、久々に生の MV & EE を聴いたことになる。そして、今作は Woods の Jeremy とかが参加して5人編成で行ったものらしい。ライブ前にスタジオなどで音合わせはしているのだろうと思える部分と、即興だなと感じるものが混ざっているが、どちらかというと普通に制作したスタジオ作よりも、即興な要素が混じっている MV & EE の方が好きなこともあり、本作は釣り合いが取れていて良い感じ。Woodsist からの前作は曲によって参加アーティストがかなり違っていたから、今度はこのメンバーだけでスタジオ作も聴いてみたいと思わせる内容でした。
7.0/10
Pure X – “Things in My Head”
むむ、これは同じバンドなんだろうか? テキサスのドリーム・サイケ・プロジェクト Pure X が新曲 “Things in My Head” をアップしたのですが、ツイッターでは今までのツイートは全て削除され、新たに facebook が用意されて、上のアー写です。そして今までよりもフォーク色が強まり、エレクトリック感は後退。リリースは Acephale Records と Merok と、いままでと変らず、新作アルバム Stairs が 5/14 にリリースされるようです。
Brokeback – ‘Brokeback and the Black Rock’ (Thrill Jockey)
家の近くにある幼稚園から聞こえてるラジオ体操の音に合わせて、その向かいの工事現場のおっちゃんが一緒に体を動かしている。でも体を動かしているというだけで、まったく体操にはなっていない。自分でも最初から最後までちゃんと出来る気はしないが、おっちゃんはただ揺れているだけと言った方が正確かもしれない。大丈夫さ、ラジオ体操は出来なくても、この演歌を聞いてみてよ、きっと気に入ると思うよ。って、演歌じゃねえか、まじでこれ。シカゴ界隈の古株ギタリスト中心によるお馴染み Brokeback の10年ぶりになる Brokeback and the Black Rock は、誰でもいいが着物のおばんちゃん歌手の横で伴層している口ひげをはやしたアコギのおっちゃんが弾くような曲で始まる。頭のなかで過去の Brokeback と重ね合わせて聴いているがもう違うね、もはやムード歌謡とも言えるような内容で、かなり侘びってる。アコギの次はエレキギターで小節を回したうねる演奏で、だいぶ自分の世界に入っちゃってるんです。これもここ最近の Thrill Jockey の流れに沿ったようなサイケデリック節になっていて、たまに昔のようにシカゴ的アンサンブルが聴けるものもあるけど、やっぱりこれはもはやポストロックじゃなくて、ポスト-演歌。じいさん達に分かりずらかったら「ダグラス・マッコブスのギター演歌ベスト」とかいって売ったらいいとおもう。
7.0/10
Boduf Songs – ‘Burnt Up on Re-Entry’ (Southern)
最近なんか Kranky がらみの人達が色んな方面で活躍していますよね。ハウスに向うものも入れば、ロック・バンドへ向う人、そして今まで通りサイケでアンビエントな路線のままのひとと、色々ですが、この Boduf Songs こと Mathew Sweet は、自分の音をずっと積み重ねてきた感じでした。そして、3年ぶりの Burnt Up on Re-Entry も今までからの延長にはあるものであるが、少し飛躍した印象。どう違うかと言うと、結構なヘヴィネス。全体を支配するのは今までのようなダークなサイケフォーク路線ですが、エレクトロニクスを混ぜつつも、轟音的ギターを混ぜたりと、なかなかの変わり身。暗さの中にもじわじわと心臓に入り込んでくるメロディが彼の特徴だったと思うのですが、それらがグオ〜んって鳴り出すギターと混ざると侵入度は尋常でない。ポストロックなどにありがちなエピックに盛り上がる感じでなく、もっと、どんより下の方に落とし込んでくる感じかな。でも全ての曲が轟音系ではなく、エレクトロニクスとダークロックが基本になっていて、断片の雰囲気はそんなに目新しいものではないけど、なんか絶妙感があって、うまいことつけ込まれた感じです。
8.0/10
