Lust For Youth – “Breaking Silence”

Lust For Youth

スウェーデンの Hannes Norrvide によるダークウェーヴ Lust For Youth が、昨年暮れに Sacred Bones からアルバム Growing Seeds をリリースしたばかりでしたが、早くも新作アルバムのリリース情報です。とわいえ、Avant! からは昨年4月に出ていたので、そこから考えれば普通な間隔です。今回も Vår の Loke Rahbek と制作したものらしいです。アルバム Perfect View から、先行曲として “Breaking Silence” がアップされておりました。以前のノーウェーヴ感よりレイヴ感が増えた感じ。リリースは Sacred Bones からで、リリース時期は未確認です。

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ADULT. – ‘The Way Things Fall’ (Ghostly)

The Way Things Fall

限定の7インチを除けばほぼ、全部の作品を持っていた、自他(自分以外では知ってるひとは1人くらい)ともに認める ADULT. マニアであります。彼等自身のレーベル Ersatz Audio の作品もほぼコンプリートしておりました。まあ、いまでは全部手放してしまいましたが。いやまだあったかな。いずれにしても記憶から忘れかけていた頃に、いきなり復活を遂げた彼等。暫く音沙汰のなかった頃は、ホラー映画の製作に没頭してたそうで、The Way Things Fall は、2007年に Thrill Jockey から出た Why Bother? 以来の新作になります。昨年暮れに、初期のコンピが本作と同じく Ghostly から再発されてましたが、その際に改めて彼等のサウンドを聴いて、感じたものと、今作はだいぶ違う。ADULT. のエレクトロは、薄っぺらくて線の細いパーカッションと単音のシンセのフレーズによる隙間ものに、エフェクトを若干交えた浮ついた声質のヴォーカルが重なるのが特徴でしたが、今回はヴォーカルもエフェクトをあまり使わず、シンセのレイヤーが増えている。そして何よりコード展開にしても明るく、コミカルな感じすらある。あの後ろ髪を引かれるような感覚は減っていて、ADULT. が好きだった理由のひとつが少なくなっちゃった。総合的には今までの ADULT. 感はあるし、新たな部分としてそれらの変化を楽しむこともできますが、マニアとしてはこれでは少し普通なエレクトロだし、これなら再発の作品の方がいいかな。まぁ、初めて聴く人にしたら、どっちも大差ないかもしれないですけど。でもアートワークは、相変わらずのセンス良さです。

6.0/10

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Clay Rendering – “Nature’s Confusion”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=gEvULOTDncc&w=640&h=360]

Wolf Eyes を脱退した、Hair Police のメンバー Mike Connelly が、たぶん嫁さんだと思う Tara と新たに始めたバンド Clay Rendering の最新ビデオが登場。このユニットでは、80s インダストリアル・ロックな路線で、本人がヴォーカルを担当しています。こちらの曲を収録したEP Vengeance Candleは、デジタルでリリースされており、フィジカルの12インチは、Hospital Productions からこの夏にリリース予定です。

Soft Riot – “Cinema Eyes”

Soft Riot

昨年旧作が再発されていた、ロンドンを拠点にするアーティストで、Vancouverite のメンバーであった JJD (Jack Duckworth) によるソロ・プロジェクト Soft Riot の最新ビデオです。シンセ・ベースなポスト-パンク・サウンド。こちらの曲 “Cinema Eyes” を収録した新作アルバム Fictions Prediction は、遅れに遅れて6月に Other Voice Records と Volar Records からリリースされます。

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Chevalier Avant Garde – “Hilary”

Chevalier Avant Garde

2011年に Skrot Up からアルバム Heterotopias をリリースしていたモントリオールのシンセ・ポップ・デュオ Chevalier Avant Garde が、最新シングルを Beko からリリース。収録曲 “Hilary” のビデオ音源です。前はもっとディスコ・テイストが強めでしたが、今回みたいな軟弱な感じがいいと思います。

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The KVB – ‘Immaterial Visions’ (Cititrax)

Immaterial Visions

英語3文字だとなんかの省略ではないかと考えるのが普通ですが、調べて出てくるのはケルンにある地下鉄の路線? または、オーストラリアに送金するサービスとかだけで、実際の意味はなんだか全く分からない。もしかして、最近はやリの V を U って読ませるパターン? KUB だといろんなもの出てくるから、こっちだとしっくりくるが、わざわざ換える必要はないだろうし、違うよね。って、彼等の Facebook を見ていたらメンバーの男性の名前が Klaus Von Barrel でした。なんだ単純に頭文字だったとはね。この名前から推測するにオランダ系? オランダ人と言えば、RVP と略される有名な人がいますが、オランダのひとの名前によく付くこの van ってなんなんだろうと思ってこちらも調べたら、英語で from とか of に該当するもので、どこどこ出身のみたいな意味で元々は付けられたものらしく、英語で言うところのなんとかソン(son)と同じ意味らしい。ふむふむ、現在では女性の Kat Day とのデュオですが、要するに最初はソロ活動だったということだろうか。そう言われてみればそんな記憶もあるようなないような。そして、この人はテクノやエレクトロ系のレーベルからリリースことが多く、テクノとして聴くような音楽ではないですが、今回もわりとエレクトロ寄りのレーベルですし、そのようなレーベルにチョイスされる理由は何となくあって、エレクトロなビートやシンセが多様されている点もあるけど、フレーズを淡々に繰返す感じがそれらの音楽との相性がいいからなのかな。ゴシックでダークなウェーヴを交えて、ズッポリとはめ込むトランス感を愉しみたい。

6.5/10

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Tempers – “Strange Harvest”

Tempers

ニューヨークのゴス・ゲイズ、ダークウェーヴ・デュオ Tempers が、ヴァレンタイン・デイにリリースしたシングル Eyes Wide Wider に続いて、新たなシングルを間もなくリリースします。”Strange Harvest” は Pendu Sound から 4/24 にデジタル・シングルとしてリリースされ、オリジナルのダークウェーヴな曲とアコースティック・ヴァージョンを収録しています。

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Petra Schelm – “Come Over Lover”, //zoo – “Softcore”

petrazoo

Cland Destine Records から、//zooPetra Schelm の女性ソロ・アーティスト2人によるスプリットLPがリリースされます。どちらもエレクトロ、ゴス系のサウンドを基本にした感じです。スプリットLPは、たぶん5/6のリリースだと思いますが、こちらでプレ・オーダー中。

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Valleys – “Hounds”

Valleys

モントリオールを拠点にするシンセ・ポップ、ニューウェイヴ・デュオ Valleys が、4/30 に Kanine Records からリリースするフル・アルバム Are You Going To Stand There And Talk Weird All Night? からセカンド・シングルとなる “Hounds” をアップ致しました。6分間に及ぶ、メランコリーな曲です。

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