大事故による大怪我を乗り越え奇跡の復活!Sad13が「1分間のミニチュア・ポップ」に不屈のクリエイティビティを凝縮した、15年ぶりの完全DIYアルバム『1331』と最新シングル

Speedy Ortiz の Sadie Dupuis によるソロプロジェクト Sad13 が、7月10日に Exploding in Sound からニューアルバム(ミックステープ)『1331』をリリースすることを発表しました。2020年の『Haunted Painting』以来、約5年ぶりのソロ作品となる本作は、13曲の「1分前後の短い楽曲群」で構成されています。Sadie Dupuis が単独の演奏者およびレコーディングエンジニアとして、全行程を完全 DIY で手がけたのは実に15年ぶりのことです。

この野心的な新作アルバムの制作背景には、大きな試練がありました。2年前に自転車レーンに進入してきた車に撥ねられ、頭部強打や全身の切り傷に加え、肘の粉砕骨折と神経損傷を負うという九死に一生を得る事故に見舞われたのです。一時はギターの演奏すら危ぶまれましたが、トップアスリート御用達の医療チームによるリハビリを経て奇跡的に復活。怪我の影響で長時間の作業が難しくなり、「少しずつ小刻みに録音する」というアプローチを取ったことが、結果として Rebecca Black から The Hard Quartet までを内包するような、より幅広い音楽的インスピレーションを得る契機となりました。

アルバムの発表にあわせ、先行シングルとして「I Am Now Completely Invisible」「Art Institute」「Watermelon Manicure」の3曲が同時公開されました。Sad13 の真骨頂であるエレクトロ・ポップの枠組みを踏襲しつつ、短尺ながらも非常に濃密な仕上がりです。中でもハイパーポップの要素を取り入れた「Watermelon Manicure」は、彼女自身が監督を務めたミュージックビデオとともに公開され、その不屈のクリエイティビティを証明する象徴的なキラーチューンとなっています。


Sad13 – “Watermelon Manicure”

Sad13(Speedy OrtizのSadie Dupuisによるソロプロジェクト)が、7月10日にExploding in Soundからリリースする約5年ぶりの新作ミックステープ『1331』に先駆け、先行シングル「Watermelon Manicure」を発表しました。本作は彼女が自転車事故による肘の粉砕骨折と神経損傷を乗り越え、15年ぶりに単独の演奏者およびレコーディングエンジニアとして全行程を自ら手がけた渾身のプロジェクトです。怪我の影響により「少しずつ時間をかけて録音する」というアプローチを余儀なくされたものの、それが結果として幅広い音楽的インスピレーションを楽曲に落とし込む契機となりました。

本楽曲はミックステープのコンセプトである「1分前後の短い楽曲群」を体現した一編であり、日常の制約やリハビリの過程から生まれた濃密なポップセンスが凝縮されています。あわせて公開されたビデオ(映像)とともに、彼女の不屈のクリエイティビティとインディー・ポップアーティストとしての健在ぶりを強く印象付ける仕上がりです。このリリース直前にはブルックリンのUnion Pool公演を皮切りにしたライブも予定されており、シーンへの本格的な帰還を告げる重要な一曲となっています。


orchid mantis – “So True” (ft. PYNKIE)

Orchid Mantis によるシングル「So True」は、同じくドリームポップ・シーンで活躍するSSW/プロデューサーの PYNKIE をフィーチャーした楽曲です。Orchid Mantis がこれまで培ってきたノスタルジックで霞みがかったベッドルーム・ポップの質感と、PYNKIE の持つ瑞々しくキャッチーなインディー・ポップの感性が絶妙に融合しており、リスナーを優しく包み込むようなサウンドに仕上がっています。

本作では、シューゲイザーにも通じる幾重にもレイヤーされたドリーミーなギターサウンドや浮遊感のあるトラックの上で、2人の息の合った掛け合いやノスタルジックなメロディラインが美しく展開されます。日常のふとした瞬間に溶け込むような心地よさと、どこか切なくも温かいセンチメンタリズムが同居した、両者のコラボレーションならではの魅力が凝縮された一曲です。


Hank Heaven – “Thread”

Hank Heavenのシングル「Thread」は、Big Thiefなどを手掛けるPhil Weinrobeをプロデューサーに迎えた、ベッドルーム・ポップの親密さとダイナミックな感情の爆発を併せ持つエモーショナルな楽曲です。天国的な美しさと生々しい人間味が同居するサウンドスケープのなか、夜の街を彷彿とさせるビートと、ささやきから叫びへと変化するボーカルワークが聴き手をドラマチックな世界へと引き込みます。

歌詞では、別れた恋人への断ち切れない未練が、日常のあらゆる瞬間に潜む記憶の連鎖として痛切に描かれています。主人公は自暴自棄になりそうな夜に葛藤し、思い出の曲に涙しながら相手の家の前に立ち尽くしてしまいます。コインランドリーやバスの路線といった生活の断片がタイトル通りの「見えない糸」となり、何気ない日常のすべてが相手を思い出させるという、過去の記憶からの解放と決意を表現した一曲です。


GRAZER – “When You Looked At Me”

メルボルンを拠点に活動するインディー・ポップ/シューゲイズ・デュオ GRAZER(グレイザー)によるシングル「When You Looked At Me」は、彼らの持ち味であるノスタルジックでエモーショナルな世界観が凝縮された楽曲です。タイトルが示唆する「君が僕を見つめたとき」という極めて私的で映画的な一瞬の交錯をテーマに、内に秘めた瑞々しい感情の揺らぎや、言葉にできない記憶の断片を美しく描き出しています。

サウンド面では、90年代のインディー・ロックやドリーム・ポップに深く影響を受けた、何層にも重なるドリーミーなギターの残響と、気怠くも甘美な男女のツイン・ボーカルの溶け合いが印象的です。質感豊かなノイズのベールとダイナミックなリズムセクションがエモーショナルなメロディを包み込み、聴き終えた後も胸の奥に淡い余韻を残すような、シネマティックで完成度の高いオルタナティヴ・ポップへと仕上がっています。


ibis dream – “duskwing”

アメリカ・ノースカロライナ州ウィルミントンを拠点に活動するプロジェクト ibis dream が、ニュー・シングル「duskwing」をリリースしました。ウィルミントンの豊かな自然や特有の空気感を背景に、どこか幻想的で深みのある世界観を描き出しており、リスナーの想像力を刺激する仕上がりとなっています。

本作は、プロジェクトが持つ独自のエレクトロニックやインディー・フォーク調の繊細なサウンドプロダクションが光る一曲です。「duskwing(夕暮れの羽)」というタイトルの通り、薄明かりのなかに溶け込んでいくようなドリーミーかつオーガニックな音響が、心地よい没入感をもたらしてくれます。


Mackeeper – “Flat Soda”

オルタナティブ/インディー・ロックバンドの Mackeeper が、2026年5月27日にニュー・シングル「Flat Soda」をレーベル In Real Life Music からリリースしました。本作は、今年2月にドロップされたEP『Rock Candy』やこれまでのシングルに続く最新曲であり、デジタル配信を中心に各プラットフォームで展開されています。

楽曲の制作陣には、バンドのフロントマンである Miles Cohen に加え、気鋭のクリエイターである Nick Harwood がソングライターおよびプロデューサーとして深く関わっています。ディストリビューションは The Orchard Enterprises が手掛けており、彼らが持ち味とするキャッチーかつエッジの効いたインディー・サウンドをさらに進化させた一曲に仕上がっています。


Alyx Astryx* – “Lunch Break”

『Lunch Break』は、Alyx Astryxがリリースした、日常の束の間の休息をテーマにしたシングル曲です。忙しない現代社会の中で、誰もが共感できる「昼休み」という短い自由時間を、リラクシングでありながらどこかエモーショナルなサウンドで表現しています。キャッチーなメロディラインと独自のグルーヴ感が心地よく絡み合い、聴き手に対して、張り詰めた日常から一歩離れて深呼吸するようなリフレッシュの瞬間を提供してくれる一曲に仕上がっています。

楽曲の構成においては、現代的なローファイやインディー・ポップのエッセンスを感じさせる洗練されたトラックメイキングが特徴です。Alyx Astryxの特徴である透明感のあるボーカルと、余白を活かしたサウンドアレンジが絶妙なバランスを保っており、ランチタイムのBGMとしてはもちろん、作業中の気分転換や通勤・通学の移動中など、様々な「日常の隙間」に寄り添う親しみやすさを持っています。

atmos bloom – “Everything”

ドリーミーなインディー・ポップを得意とするプロジェクトAtmos Bloomが、7月にSpirit Gothからリリースするニューアルバム『Everythingness』から最新曲を公開しました。本作の最大の魅力は、フロントで軽快に躍るジャングリーなギターラインです。ジャンルの持つドリーミーな側面にそっと寄り添うようなその煌びやかなサウンドと、身体を自然に揺らすキャッチーなビートが、リスナーの心を瞬時に掴む仕上がりとなっています。

楽曲の推進力をさらに高めているのが、2分弱のポイントで訪れる繊細な展開の変化です。そこから曲はドリーム・ポップの枠を超え、疾走感がありながらもどこか別世界を思わせるプロト・ポップの領域へと突入します。そこに重なるファズギターの歪みと、それに呼応するように再び高揚していく美しいボーカルのレイヤーが、思わずうっとりとするような至福の音響空間を作り上げており、アルバムへの期待を最高潮に高めてくれる珠玉のナンバーです。


LORG – “MARATHONIA”

フロリダのインディー・ポップ・デュオ SALES のLauren Morganが、ソロプロジェクト Lorg 名義の新曲「Marathonia」をリリースしました。本作は、親しい友人がニューヨークへ引っ越す時期と、自身の恋愛関係が破綻しかけていた時期が重なった、深い喪失感の中から生まれた楽曲です。モーガンは、当時そばにいてほしかった2人がいなくなってしまった寂しさを振り返りつつ、いまも思い出すと涙がにじむと語っています。

この楽曲は、活動的で自信に満ち溢れ、光のような存在である友人・ダニエル(Daniel)に向けて書かれており、歌詞では彼と一緒にランニングをする場面が想像されています。出会った瞬間からすぐに意気投合したというダニエルへの想いから、この曲は完全に仕上がった状態で一気に溢れ出るように書き上げられました。モーガンは、このような楽曲が生まれること自体が、さらに次の10曲を作るためのエネルギーを与えてくれると明かしています。