Lava La Rue – “Prince of Bologna”

西ロンドン出身のアーティストLava La Rueが、Speedy Wundergroundのシングルシリーズの一環として新曲「Prince of Bologna」をリリースしました(7インチ限定盤は2026年7月30日発売)。レーベル創設者であるDan Careyが2021年のフェスティバルでLava La Rueの圧倒的な存在感に魅了されてから、5年越しに念願叶って実現したコラボレーションです。本楽曲は、ロンドンのパブ「George Tavern」の喫煙所で耳にした会話の断片をスピードデートのように繋ぎ合わせた、他人の意見へのラブレターのような歌詞が特徴です。制作はボローニャ出身の親友Tommasoの自宅アパートにて、1970年代の古いイタリア製オルガンと内蔵ドラムマシンを使った深夜の即興セッションから始まり、その後Dan Careyのスタジオでバンドによる一発のライブテープレコーディングによって肉付けされました。

楽曲と同時に公開されたミュージックビデオは、楽曲が持つオルタナティブでインディーな雰囲気を視覚的にも表現した仕上がりとなっています。Tommasoとのアパートでのセッション風景や、ロンドンの夜の街、パブの気怠くも活気のある空気感を切り取ったようなDIY精神溢れる映像が展開され、Lava La Rueの持つ唯一無二のクールな世界観が色濃く反映されています。なお、7インチ盤のB面にはDan Careyが再構築したダブ・リミックス「Prince Of Dublogna」も収録されており、ビデオと音源の両方から彼らのジャンルレスな実験精神を堪能することができます。

Junior Simba & Manz – “Walter White”

イギリス・リーズを拠点に活動するJunior SimbaとManzが、Headroom Recordsからリリースしたシングル「Walter White」は、クラブフロアを激しく揺らす漆黒のベース・ミュージックとハウスのエッセンスが融合した破壊力抜群のトラックです。タイトルの通り、ドラマ『ブレイキング・バッド』の主人公「ウォルター・ホワイト」を彷彿とさせる、不穏でダーク、かつスリリングな緊迫感が全編を支配しています。テックハウスやテクノの硬質なグルーヴに、リーズのクラブシーン特有の重厚なベース・エディット(Bass Edits)が加わることで、圧倒的な音圧とエネルギーを放つエレクトロニック・ナンバーに仕上がっています。

本作は、ディープハウスの持つ底深い中毒性と、深夜のフロアを狂熱させるテックハウスのバウンシーなリズムが見事なコントラストを描いています。重低音の効いたベースラインの上で展開される緻密なサウンドデザインとエディットの技術は、両アーティストの持つ先鋭的な感性を証明しています。アンダーグラウンドなクラブカルチャーの熱量をそのままパッケージングしたようなクオリティで、ダンスミュージックのコアなファンから、フロアで踊り明かしたいオーディエンスまでを完全にロックする強力な一曲です。


Ineffekt – “JELLY”

アムステルダムを拠点に活動するDJ/プロデューサーの Ineffekt(Rick Bouwkamp)が、最新ダブルシングル「JELLY / OPTION」をリリースしました。リリース元は、The 1975のドラマーであり Charli XCX の夫としても知られる George Daniel が主宰する、最先端のダンス系レーベル「dh2」(Dirty Hit のサブレーベル)。10代の頃に The 1975 のライブへ通っていたという Ineffekt にとって、まさに夢のようなステップアップです。単なる「フロア向けの機能的な音楽」ではなく、ポップスの文脈を取り入れた「歌(楽曲)」としてのエレクトロニック・ミュージックにこだわる同レーベルの思想と共鳴し、今回の世界的なデビューへと繋がりました。

タイトルトラックである「JELLY」は、彼が熱狂的な影響を受けているという近年の Skrillex(アルバム『Quest for Fire』以降の南米アプローチ)の系譜を継ぐ、UKベースとスペインのレゲトン・バイブスをスリリングに融合させたトラックです。ヴォーカルには、Pangaea のヒット曲「Manía」への参加でも知られる Jazz Alonso をフィーチャー。近年、Four Tet や Bicep、Joy Orbison といったトップDJたちに楽曲をヘヴィ・プレイされ、Tomorrowland や Lost Village など今夏の国際的な主要フェスティバルへの出演を控える彼が、オランダの枠を超えてグローバルなクラブシーンの最前線へ躍り出ることを証明する、圧倒的な進化を遂げたキラーチューンです。


Pinch & Trim – “Striker”

UKベース・ミュージック界の重鎮 Pinch と、独自のフロウでカルト的な人気を誇る実力派MCの Trim が再びタッグを組み、最新シングル「Striker」をリリースしました。本作は、高い評価を獲得した2025年のEP『No Caller I.D.』に続く待望の新曲です。Pinch の一切の妥協を許さない骨太なプロダクション・スキルと、Trim の卓越したリリシズムが 140-BPM の強烈なダブステップ/グライムの枠組みの中で再び融合を果たし、圧倒的なスケール感を誇るエピックな仕上がりとなっています。

サッカーの試合における「前後半」のようにドラマチックな展開を見せるこのトラックは、エモーショナルなシンセサイザーのメロディから幕を開け、まるで試合終了直前のラスト数秒でゴールへ向かって猛突進するような、息をもつかせぬ緊迫感と疾走感へと発展していきます。バンドや制作陣が「これはサッカーの曲ではない(が、そう思われても無理はない)」と語る通り、スタジアムさながらの爆発的な熱量と、ストリートのヒリヒリとした緊張感がスリリングに交錯する、クラブフロア震撼のキラーチューンです。


Eden Samara – “Punish Me” (Hodge Remix)

カナダ出身・ロンドン拠点のシンガーソングライター Eden Samara が、ブリストルのテクノ/ベース・ミュージック界の奇才 Hodge をリミキサーに迎えたニューシングル「Punish Me (Hodge Remix)」をリリースしました。オリジナル版の「Punish Me」は、彼女がインディ・エレクトロニックやレフトフィールド・ポップの領域で頭角を現すきっかけとなったアンセム。その妖艶なヴォーカルと洗練されたメロディの美学をベースにしながら、Hodge による独自のクラブ・アプローチが施されたことで、フロア仕様の強力なトラックへと変貌を遂げています。

このリミックスでは、Hodge の真骨頂であるソリッドで変則的なパーカッションと、UKベース直系の重量級のサブベースが楽曲をミステリアスにドライヴさせます。Eden Samara の持つドリーミーで官能的な歌声が、インダストリアルかつレイヴィーな独自の音響空間に溶け込み、ポップネスとダークなエレクトロニカがスリリングに交錯。オリジナルが持つ繊細なエモーションを損なうことなく、ダンスフロアをディープな熱狂へと誘う、サウンドシステムの真価を発揮する圧巻の仕上がりです。


Diplo, Major Lazer & Bamby – “pAPi” (BAMBY REMIX)

ダンス・ミュージック界の巨頭 Diplo 率いるプロジェクト Major Lazer が、気鋭のプロデューサー Bamby を迎えたニューシングル「pAPi (BAMBY REMIX)」を Mad Decent レーベルからリリースしました。本作は、ドミニカ共和国出身の気鋭ラッパー Tokischa をフィーチャーし、ワールドツアーや大型フェスティバルでも既にヘヴィ・プレイされ話題を呼んでいた中毒性の高いダンスアンセム「pAPi wiTH tOKisCha」をベースにしています。Diplo や Boaz van de Beatz ら一流陣が手がけたオリジナル版の持つ熱狂的なエネルギーを、Bamby 自身が最先端のクラブ・サウンドへとアップデートした大注目作です。

この「BAMBY REMIX」では、Tokischa による情熱的でコケティッシュなスペイン語のラップと、破壊力抜群のエレクトロニック・グルーヴがスリリングな化学反応を起こしています。ラテン・トラップやレゲトンのバイブスを含んだ肉感的なヴォーカルの背後で、ダンスフロアを激しく揺らす硬質な重低音ビートと、アグレッシブなシンセサイザーのエディットが炸裂。オリジナルが持つキャッチーなラテン・エッセンスを活かしつつも、よりフェスティバル仕様のダイナミックなテクノ/ベース・ミュージックへと昇華されており、これからのサマー・シーズンや世界中のクラブ・フロアを熱狂の渦に巻き込むこと必至の圧倒的なキラーチューンに仕上がっています。


AceMo – “All Style”

『All Style』は、AceMoのリリースが待たれる注目のニューアルバム『Worlds Groove』からの次なるシングルであり、ニューヨークから世界へと発信されるハウス、クラブ、そしてダンスミュージックへの賛歌となる楽曲です。キックに見られるジャージー・クラブのパターンから、UKガラージやハード・グルーヴの推進力あるパーカッション、そしてハウスを象徴するM1オルガンの音色にいたるまで、あらゆる形態のダンスミュージックの要素が網羅されています。

これらの多彩なパターンが一つに融合することで、本作は私たちがこの地球上で等しく追い求めている平和と愛、そして一体感や切望、憧れといった感情を鮮やかに描き出しています。ダンスフロアの枠を超え、世界中のリスナーを結びつけるような、純粋でエネルギッシュな一曲に仕上がっています。


DJ Jackum – “Take Your Body Higher”

「Take Your Body Higher」は、UKガラージやベース・ミュージックのシーンで急速に頭角を現している覆面プロデューサー、DJ Jackumによるシングルです。2026年6月12日にリリースされた本作は、ダンスミュージック界の重要レーベルであるScuba主宰のHotflush Recordingsからドロップされました。エネルギッシュで中毒性の高いヴォーカル・サンプリングを軸に、テクノやUKベースの要素を巧みにクロスオーバーさせたフロア仕様のトラックに仕上がっています。

近年、Time Is NowやSouthpointといった主要レーベルから強力なEPを連発し、DJ EZやAnzといったシーンの巨頭からも熱いサポートを受けるDJ Jackumですが、本作でもその独自のカットアップ・センスと重量感のあるグルーヴが遺憾なく発揮されています。「身体をより高く引き上げる」というタイトルの通り、レイヴィーな熱量とモダンなプロダクションが融合した、現在のクラブシーンのトレンドを象徴する強力な一曲です。


Baauer – “Calling Out For U”

トラップ・ミュージックやベース・ミュージックの先駆者として世界を揺るがし続けるプロデューサー、Baauerが放つシングル「Calling Out For U」は、彼の持ち味である圧倒的な重低音と、エモーショナルなハイパーポップ・レイヴのエッセンスが火花を散らす鮮烈なエレクトロニック・トラックです。ダンスフロアを力強く揺らす強烈なビートの核には、タイトルの通り「あなたを呼び求めている」かのような切実で中毒性の高いボーカルサンプリングが絶妙にブレンドされており、レイヴの狂騒感の中にどこか切なさと焦燥感を漂わせる、彼特有の爆発的なスタジアム級のサウンドスケープを展開しています。

本作は、これまでにLuckyMeやXL Recordingsといった名門レーベルから先鋭的なベース・ミュージックを世に送り出してきたBaauerが、現代のダンス・ミュージックのトレンドを鮮やかに越境してみせた一曲です。複雑にチョップされたボーカルアレンジと、高揚感を極限まで高めていくシンセのビルドアップ、そしてバウンシーでありながらもダークな破壊力を秘めたドロップへの展開は圧巻。ただのダンス・アンセムに留まらず、聴き手をカオスな興奮へと引きずり込む、ジャンルレスでアグレッシブなクラブ・チューンに仕上がっています。


Jennifur feat. TEUN – “Need You by My Side”

JennifurがTEUNをフィーチャーしたシングル「Need You by My Side」は、ロングドライブや感情の移り変わり、そして「物事の中間地点に身を置くことの奇妙な美しさ」にインスパイアされたニューアルバム『MAZDA』の世界観を象徴する1曲です。本作は、アーティストの父親がかつて車内で流していた音楽のプレイリストから着想を得ており、エレクトロニック・ラブソング、インディー・ロック、UKベース、映画音楽的なアプローチを融合させた、流動的でエモーショナルなサウンドが特徴となっています。

また、本楽曲が収録されるアルバム『MAZDA』は、Jennifur自身の脳内にある架空のロマンティック・コメディ映画のサウンドトラックとしても構築されています。車中という「何かを後にしつつも、まだ目的地には到着していない」特別なモヤモヤとした空間を表現しており、愛や失恋、成長といった普遍的なテーマを真っ向から受け止めた、どこかノスタルジックで心に寄り添うようなシングルに仕上がっています。


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