日常の端々に潜む「魔法」を掬い取る、Casually Hereが描く高解像度な瞑想的エレクトロニカの極致

日常の端々に潜む「魔法」を掬い取る、Casually Hereが描く高解像度な瞑想的エレクトロニカの極致

ロンドンを拠点に活動するプロデューサー兼エンジニアのNic Nellによるソロプロジェクト、Casually Hereが、7月31日にAlgebra Recordsから3枚目のアルバム『It Was As If』をリリースすることを発表しました。先行シングル「Home」は、活気に満ちた前半から瞑想的なダンスフロア・サウンドへと移ろう二部構成のトラックです。前作が「未来」をテーマにしていたのに対し、今作では「日常に潜む魔法」に焦点を当て、ゴッホの手紙や子供時代の記憶から着想を得た、想像力と細部への注視を称える内容となっています。

サウンド面では、遊び心あふれるシンセと複雑なリズム、フィールドレコーディングを組み合わせ、アコースティック楽器を織り交ぜた高解像度なエレクトロニカを展開しています。「注意の解像度」に合わせて機能するように設計されており、作業中のBGMとして聴き流すこともできれば、映画鑑賞のように深く没頭することも可能です。多忙な現代生活の中で見落としがちな木漏れ日や風の音といった些細な美しさを、音楽を通じて再発見させるような楽観的でワイドスクリーンな音像が特徴です。

数学と視覚芸術のバックグラウンドを持ち、エンジニアとして5,000万回以上の再生実績を誇るNic Nellは、カンバーウェルのスタジオで本作の制作からマスタリングまでを全て自身で完結させました。Orlando WeeksやLawrence Hart、porijとの共作や、没入型アートのサウンドデザイン、VR作品の音楽など、多岐にわたるキャリアで培った緻密で知的なアプローチが本作にも凝縮されています。ダンスフロアから瞑想マットまで、幅広いシーンを繋ぐ独自の世界観を提示しています。