「もう歌は作らない」からの大転換――気鋭のプロデューサーBullionが、自身の核心へと迫る2年ぶりの最新アルバム『Nearly』を発表

「もう歌は作らない」からの大転換――気鋭のプロデューサーBullionが、自身の核心へと迫る2年ぶりの最新アルバム『Nearly』を発表

Nathan JenkinsによるソロプロジェクトBullionが、待望のニュー・アルバム『Nearly』のリリースを発表し、先行リードシングル「Francis Ford」を公開しました。Carly Rae JepsenやPanda Bearらが参加した前作『Affection』から2年ぶりとなる本作は、「もう歌は作らない」という当初のシンプルなアイデアからスタートしたものの、結果として彼のプライベートな側面を深く映し出すエモーショナルな作品へと昇華されました。Avalon Emerson & The Charmなどのプロデュースワークで研ぎ澄まされたポップセンスが注ぎ込まれ、メロディックな感性とシンセサイザーの職人技が光る作品に仕上がっています。

先行シングル「Francis Ford」は、イギリスのホイットリー・ベイ出身のシンガーソングライター、L Devineをフィーチャリングに迎えた楽曲です。多くのゲストを招いた前作とは異なり、今作『Nearly』はBullion自身のボーカルをより意図的に中心へと据えており、L Devineはアルバム全体で唯一のゲストボーカリストとして、この曲と「The Arm of Cinderella」の2曲で美しい歌声を添えています。日常から一歩踏み出すようなコンテンポラリー・ポップへの衝動と、感情の率直さが胸を打つエレクトロ・ポップ・ナンバーです。

アルバム全体の楽器演奏にはEthan P. Flynnをはじめとする実力派ミュージシャン陣が参加し、サウンドに豊かな色彩を与えています。他者との多彩なコラボレーションから学んだ教訓を自身の音楽へと応用したJenkinsは、「これらの曲をレコーディングする好機という名の窓があり、それは今閉じつつある」と語り、今しか作れなかった純真で夢見心地な世界観を完成させました。プロデューサーとしての名声を博す彼が、自身の核心へと迫った極めてパーソナルな進化作となっています。