Review

Bloodiest普段音楽活動をする上で、主軸のバンド等がある場合、このような別バンドが再び作品を制作するタイミングとは何なのだろうか。ここに集まるメンバーは長い活動歴がありますが、現在となってはそれぞれの在籍バンドも主だった活動はしていないので、久々の作品とはいえこの作品への注力しているように思える。

しかし、この様なバンドやサウンドが集まれる環境ってシカゴ以外には考えられない。90後期から00年代の音響、ポストロック以降のシカゴの音楽シーンはドゥームやメタルが台頭し牽引していたと思うが、あまりに地下すぎる音なので脚光を浴びることはなかった。ただ地に足の着いた活動があったからこそこの様なバンド、そして作品が生まれ辿り着いたのでしょう。改めて、シカゴでなければありえない音楽です。