BC州バンクーバーを拠点とするソングライター Ashley Shadow(アシュリー・シャドウ)は、2016年に発表した同名のセルフタイトル・デビュー作で、ソングライターとしての自分のアイデンティティを確立しました。2作目となる ‘Only the End’ では、パシフィック・ノースウエストの生活に根付いているムードのある内省的な雰囲気はそのままに、彼女の特徴であるメランコリーを補完する手ごたえのある希望で武装しています。軽く歪んだギターの上での彼女の自信に満ちたビブラートは、逆境に打ち勝つとまではいかなくても、回復力というアルバムのテーマを反映しています。存在しないユートピアを探すようなナイーブなものではなく、満足して受け入れるというリアリズムを支持するこれらの温かい曲には、安らぎがあります。
デビューアルバムの流れを汲む新曲 “Don’t Slow Me Down” は、60年代／70年代のフォークミュージックの優しい暖かさと、現代のインディーロックのアレンジや制作スタイルがミックスされており、アシュリーの見事な歌声がいつもその魅力を引き立てています。Bonnie “Prince” Billy とのハーモニーは、まさに胸を打つものがあります。
