Asher White – “The eagle is no omen”

マルチ・インストゥルメンタリストのAsher Whiteが、ニューアルバム『Love Aggregates』のリリースを発表し、リードシングル「The eagle is no omen」を公開しました。昨年Joyful Noiseからリリースされた前作『8 Tips for Full Catastrophe Living』に続く今作は、フォーク、アート・ファンク、パワー・ポップを自在に行き来するサウンドスケープが特徴です。本作の制作期間中、彼女は長年続いた恋愛関係の破局という壊滅的な失恋を経験しており、自身の作品を多くの人々が聴くことになるという強い意識と、執筆中のリアルな動揺や痛みが楽曲に深く刻み込まれています。

シングル「The eagle is no omen」について、Whiteは「包括的な自己棚卸しの試み」であると説明しています。楽曲の中では、彼女自身の物質への依存、性別違和、摂食障害、祖父の他界、失恋、道徳的強迫観念といった極めてパーソナルで重層的なテーマが、2007年に絶滅危惧種から指定解除されたアメリカ白頭鷲の保護活動の成功というユニークなモチーフと真摯に織り合わされています。アーティストとしての生々しい感情を強固な構造のポップ・ミュージックへと昇華させた、彼女の新たな旅路を鮮烈に告げる重要なナンバーです。