ARTIST : YHWH Nailgun
TITLE : Magazine
LABEL : 4AD
RELEASE : 6/11/1016
GENRE : avant, artrock
LOCATION : New York, New York
TRACKLISTING :
1. Ghost of Love
2. Stillness Blues
3. Innocent Sigh
4. Hips on a Wheel
5. Ballerina
6. Give Blood
7. Magazine
8. Sewer Tree
9. Burns
10. To the Devil
ニューヨークを拠点にするエクスペリメンタル・ノイズロック・バンド、YHWH Nailgun(ヤー・ウェイ)が、名門4ADレーベルからの移籍第一弾となるニューアルバム『Magazine』を携えて帰ってきました。ボーカルのZack BorzoneとドラマーのSam Pickardによる荒々しい衝突から2020年に始動した彼らは、現在はギタリスト/プロデューサーのSaguiv Rosenstockとシンセ奏者のJack Tobiasを加えた4人編成へと進化。絶賛された2025年のデビュー作『45 Pounds』の野性的な激しさをさらに研ぎ澄まし、より妥協のない独自のヴィジョンを本作で提示しています。
全10曲、わずか11分間で駆け抜ける『Magazine』は、従来のアルバムというよりも、終わりのないトランスミッションから切り取られた断片のような生々しさを持っています。楽曲は削ぎ落とされ、よりダイレクトな領域へと突入。狂気的なギター、破壊的なパーカッション、空襲警報のようなシンセサイザーの嵐の中で、Zack Borzoneのボーカルはこれまでの抽象的なベールを脱ぎ、かつてない明瞭さで響き渡ります。それにより、血や蛇、神と悪魔といった、彼のシュルレアリスム的で宗教的なイメージがより鮮明に浮かび上がってきます。
先月ニューヨークで開催された「C2C Festival」では、この11分間のアルバム全編をそのまま演奏し、演奏終了と同時に突如ステージを去るというサプライズを披露し、観客を困惑と興奮の渦に巻き込みました。トレンドや反発心とは無縁の、独自の自律的なクリエイティブ世界を築き上げる彼らの音楽は、即興演奏と「一瞬のインスピレーションの爆発」に根ざしています。挑発的でありながらもどこか超越的なそのサウンドは、定義を拒みながらも、彼らだけの唯一無二の言語として強烈な存在感を放っています。




