ARTIST : Wylie Cable
TITLE : Warmed by The Sun
LABEL : DOMEOFDOOM
RELEASE : 9/23/2022
GENRE : beats, hiphop
LOCATION : Los Angels, California
TRACKLISTING :
1.Alone
2.Big Brane Debroka Flip
3.New Loops
4.Crystal Lattice Structure
5.The Montreux Palace Hotel (feat. Gene Coye)
6.Cute Gesture
7.Moderato Allegretto
8.Rose & Thorn
9.Wylie Cable, CLYDE – Norwich Drill (145bpm)
10.Wall of Nets
11.Vespa Piaggio (feat. Speak)
12.French 75
13.Alone (Instrumental)
14.John Carmack
15.Ahmad’s Blue ’73 Coupe
16.Dirty Tape Flip (with melody)
17.Conn Loyalist
18.Kanzo Flip
19.Butterfly Knife
20.Run For Your Money (third take)
21.Indistinct Chattering
ロサンゼルスを拠点とするエレクトロニック・アーティスト兼ソングライターのWylie Cableが、9枚目のフルアルバム ‘Warmed By The Sun’ を発表した。Dome of Doomからデジタルと限定カセットでリリース予定のこの21トラック51分のミックステープは、彼らのカタログの中でも最も幅広いアレイの1つとなっています。LAのナイトライフの余韻に浸るビートマントラから、ユニークなリリシズムとフォークロアのオーダーメイドの肥沃な大地まで、Warmed By The Sunは環境変化の激しいサウンドの数々を旅し、アーティストとしてのケーブルの確かな存在感で橋を架けています。その音楽は、ケーブルの個人的な歴史から、Dome of Doomレーベルを活性化させた時代、そしてそのレーベルを取り巻くロサンゼルスとサンフランシスコのアートシーンまで、10年以上も遡ることができ、まさにフル・サークルフィーリングとなっています。また、LA在住の名ドラマーGene Coye、英国ノリッジ在住のエレクトロニック・プロデューサーCLYDE、メキシコシティ在住のリリカルな暗殺者Speakなど、豪華な顔ぶれが揃っています。
音楽制作の背後にあるコンセプチュアルなエネルギーとその固有の相互関連性は、ロシア系アメリカ人の小説家ウラジーミル・ノボコフがケーブル自身の創造的精神に与えた影響に基づいています。ケーブルは、小説家であり詩人でもあったノボコフが、ジュネーブ湖畔のモントルー・パレス・ホテルに滞在し、アルプスをハイキングし、蝶を採集し、執筆していた頃のノボコフの後期の著作から直接インスピレーションを受けている。このアルバムでワイリーが試みたのは、創造的な自由と至福の感覚、音の日記、アーティストが味わった思考、感情、経験の収集であり、各曲でそのクリエイターの人生を少し垣間見ることができるようにしようとするものである。
CableとGene Coyeのコラボレーションは、この影響を最も直接的に表しており、彼らの曲のタイトル “The Montreux Palace Hotel” は、CalArts時代にCableがGene Coyeからドラムのレッスンを受けたときにできた最初のつながりと、それ以来それぞれが音楽を通じて歩んできた幅広い道を踏まえて作られています。Warmed By The Sunの制作には、Oberheim Viscount Joint Venture OB3、The Kitten by Octave、Roland JP-08、Roland TR-8、Moog Sirin、Arturia Keystep、Ableton Liveと純正ソフトシンセやエフェクトなど、豊富な楽器が使用されています。また、Mike Gao、Debroka、Elusive、Lightfoot、Carmack、Paint (Huxley Anne & Tsuruda) など、Cableの友人たちが快く送ってくれたオリジナルサンプルも収録されています。Warmed By The Sunのマスタリングは、グラミー賞受賞エンジニアのDaddy KevがLAのCosmic Zooでこの夏完成させました。
‘Warmed By The Sun’ は、ビートシーンの揺るぎないハーモニーとリズムのアイデンティティを追求する広大なスペクトルの中で、構成されたソングライティングの要素を結合し、その中でケーブルの最も先進的で冒険的な作品となっています。エモーショナルで挑発的、そしてエネルギッシュなWarmed By The Sunは、LPタイトルの直接的な意味を体現し、ジャンルやシーンが後景にあるような音楽創造の至福の状態に入っていく。「シンプルに解釈すると、太陽に温められ、ビーチや公園、熱い岩の上に座り、ただリラックスして安全で平和な気持ちになる感覚だと思う」 ケーブルはこう説明します。「このフレーズには、ホリスティックな癒しや安らぎを自然に感じられるような気がするんだ。これはミックステープのためのもので、テープにもプレスされる予定なんだけど、ジャケットのコラージュを作ったときに、特にそのフォーマットについて考えていて、テープが太陽の下に放置されるとゆがむという秘密の内輪ネタがあることに思い当たったんだ。歪んだテープは昔から重要なサンプルソースで、私も過去に実際にテープを太陽の下に放置して、それをリサンプリングして変な音を出すということをやったことがあるんだ。このアイデアは友人のAHEEことChris Adamsの功績だ。彼はレーベルの初期にリリースしたファウンドサウンド/ミュージック・コンクリート作品において、テープを歪ませてサンプルとして使っていたんだ」
