ARTIST : Wolfmanhattan Project
TITLE : Summer Forever And Ever
LABEL : In The Red Records
RELEASE : 10/14/2022
GENRE : rock, garage
LOCATION : New York, New York
TRACKLISTING :
1.Like Andrea True
2.Countdown Love
3.Summer Forever
4.Respectable Pigs
5.Hypnotize Too
6.H Hour
7.Silky Narcotic
8.Very Next Song
9.New In The World
10.Shaman’s Blues
Summer Forever and Ever』は、In The Redリスナーにはおなじみのミュージシャン、デトロイト育ちのガレージ・ユニット、The DirtbombsとThe Goriesのフロントマン、シンガー・ギタリストのMick Collinsと、Sonic Youth、Pussy Galore、Lydia LunchのRetrovirus、Jon Spencer and the HITmakersのアルバムでスキンワークを彩っているドラマー兼ボーカル Bob Bertが共作した集団ユニット、Ulmanhattan Projectの2019年のデビュー作に続く作品。
PowersはWolfmanhattan Projectの発端について、「オースティンで開催されたSouth By Southwest Music ConferenceでMickに会ったんだ。彼の雰囲気は素晴らしく、私は彼をとても尊敬している。『いつか一緒に何かやろうよ!』って言ったんだ。Bobは僕らの共通の友人で、彼が実際に『おい、スタジオに行こうぜ』と言って引っ張ってきてくれたんだ。バリトン・ギター2本とドラム、それに全員で歌うという大まかなコンセプトはあったんだけどね。結局、僕がバリトン・ギターを見つけたけど、他の誰も見つけられなかったから、僕がデフォルトの “ベース・プレイヤー”になったんだ」
Bertは、「この時点でWolfmanhattan Projectが10年続いているなんて信じられないよ」と振り返る。「ブルックリン・ボウルのライヴに行ったら、キッドとミックが一緒に1曲やっていた。Larry Hardyの功績は、ある意味、このバンドをキュレーションしていたようなものだと思う。彼らがレコーディングを考えていると聞いて、たまたまLAでラリーとつるんでいたら、彼がMickから電話を受けて、「ああ、僕も参加したい」と言ったんだ。MickとKidとは本当に長い付き合いだから、すべてがうまくいったんだ」
このグループは、本業のバンドで忙しくしている3人のミュージシャンによるスタジオ・プロジェクトとして設立された。Blue Gene Stewはすぐに作曲され、レコーディングされた。Powersは、「この新譜は、よりグループとしての力を発揮したものだと思う。折衷的ではあるけれども、よりグループらしいサウンドになったと思う。お互いの曲で演奏するのとは違って、みんなで一緒に演奏したような気がするんだ」
Bertはバンドの音楽は自発性に基づいていると指摘する。「僕とMickは何度かリハーサルをしたんだけど、僕はビートを思いつき、彼はリフを思いついたんだ。信じられないかもしれないけど、僕はまだカセットテープのウォークマンを持っていて、それに録音していたんだ。曲として成立しているわけでもないんだけどね。ただ、たくさんのアイデアを書き留めただけなんだ。レコーディングの時は、基本的なトラックを敷いて、いろいろと工夫して、その場で作り上げたものが多いですね。本当に素晴らしいコラボレーションだよ」
Live SkullのMark C.が彼のスタジオでレコーディングとエンジニアリングを行ったSummer Forever and Everでは、PowersがピアノとKaossタッチパッドエフェクター、Collinsがシンセサイザーと、通常の楽器に加えてプレイしている。このアルバムには、デビュー作で聴かれたような多彩な音楽スタイルのミックスが反映されている。Andrea True Connection、Captain Beefheart、Count Five、Eurythmicsなど、さまざまなソースからの引用がスピーカーから飛び出してくるのです。
「私が最も影響を受けたのはビートニクの詩だ」とPowersは言う。「ボブはノー・ウェイブ・シーンから来た。ミックはあらゆる種類の奇妙な音楽情報の驚くべき情報源だ。僕たちはみんな図書カードを持っていて、本を読んでいる。あらゆるものを聴いている。良いガレージ・ロッカーになるためには、他の多くのものから情報を得なければならないし、そうでなければただのノスタルジーになってしまう」
“素晴らしいバンドだ “と彼は付け加えます。「楽しいし、遊び心もあるし、奇抜でアーティでロックンロール。僕らのそういう部分がすべて詰まっている。歌詞もボーカルもみんなで共有しているから、まさに精神融合、グループワークなんだ」