ARTIST : TR/ST
TITLE : Performance
LABEL : Dais Records
RELEASE : 9/13/2024
GENRE : synthpop, newwave
LOCATION : Los Angeles, California
TRACKLISTING :
1.Soon
2.Regret
3.All at Once
4.The Shore
5.Boys of LA
6.Clowned
7.Dark Day
8.Performance
9.Warp
TR/ST(トラスト)ことRobert Alfons(ロバート・アルフォンス)の4作目となるスタジオ・フル・アルバム『Performance』は、このプロジェクトが10年以上かけて開拓し、ついに完成させた、意地の悪いシンセ・ポップ・サイコドラマにさらに磨きをかけた作品。ロサンゼルスで録音されたこの曲は、千の行き止まりの街路の光害に照らされながら、恐怖、欲望、清算、そして奔放さを沸き立たせています。アルフォンスは、多才な作曲家兼プロデューサーのナイトフィーリングスと共同プロデュースし、不気味なシンセ、フォグマシーンのローエンド、傷ついた歌声の濃厚でスモーキーなバランスを実現。
タイトルは、アルフォンズの本質的にパフォーマティブな性質について、友人がふと口にしたことを暗示している。オープニングの “Soon “は、賛美歌のようなエレクトロニクスでうねり、巨大なニューウェーブのフックでダンスフロアを蹴散らし、辛辣なキスオフの歌詞(「眠りながら、私はまだそれを声に出して言っている/Scared stiff it’s all around/We never did call it off, now our organs dry/Scared stiff to stone, you liar」)をスパイク。美しさと苦しさ、賛歌と苦悩の間を行き来する音楽は、メランコリアが巨大化したようなサウンド。アルフォンズは、ポップなダイナミクスと陰鬱なプロダクションの妙を武器のように操り、”All At Once”、”The Shore”、”Dark Day”、”Boys of LA “といったシングル曲を次々と発表。罪の意識、亡霊、過ちを犯した者、まだ許されていない者の記憶に染まり、感情的な混乱が奇妙な高みへと昇華していく感覚。
『Performance』は、それ自体がひとつの世界であり、説得力があり、没入感があり、心を揺さぶり、不穏にさせる、その入り口にあるような、酔わせる作品。アルフォンスの声は嵐の中の錨であり、印象と告白のコラージュを汚れた意識の流れの論理で歌います。彼は観察者であると同時に扇動者であり、パフォーマーであると同時に劇作家であり、舞台と夜によって解放されているのです。”今、私たちは腐った心を見る/目と目を合わせて神秘を見る/岸に向かって船を出す/私は窓際に座ってそれを待っている”。