ARTIST : Thomas Köner
TITLE : Daikan
LABEL : Mille Plateaux
RELEASE : 11/11/2022
GENRE : experimental, ambient
LOCATION :
TRACKLISTING :
1.DAIKAN 1
2.DAIKAN 2
3.DAIKAN 3
4.Banlieue du Vide
「地球は燃えており、すべての環境を灰で覆っています。その煙はコンピュータからやってきます。ソーシャルネットワークが焦げた影響の拡散を加速させ、地球が表現しようとするものを感じ、反応する能力を損なわせているのです。私たちはクールダウンする必要があるのです。Thomas Könerの音楽は、私たちの知覚のペースを変える手助けをすることができます。
1) “DAIKAN” (2002)は、日本語で「最も寒い」または「一年で最も寒い時期」を意味し、耳は氷の中に持続する時間の深さに触れるまで伸びる。音のドラマは、知覚の皮膚が自己再構成することができる遅さのおかげで、リスナーを怖がらせることなく凍った生命に目を覚まさせる。
2）”Banlieue du Vide” は、Thomas Könerの最も象徴的なオーディオビジュアル作品であり、最高の秘蔵作品であると多くの人が考えているが、これまでリリースされたことはない。パリのポンピドゥーセンターなどいくつかの美術館に収蔵されているほか、2004年のプリ・アルスエレクトロニカでデジタルミュージック部門のゴールデンニカを受賞している。
“Banlieue du Vide” は、フィンランドの北極圏にある誰もいない街並みを数ヶ月に渡ってタイムラプス観測し、氷河のようにゆっくりとしたスローモーションで表示したものです。すべてのノイズキャンセリング技術のベースとなっている位相差は、ここでは時間の知覚に影響を与え、時間の流れが消滅していく感覚をもたらします。この段階ではまだ空虚ではなく、過去のノイズの痕跡がリスナーの心を満たしているのです。
このサウンドトラックのリマスターステレオバージョンは、アルバム「DAIKAN」のボーナストラックとして特別に初公開されたものです。
このアルバムを聴くと、過剰な熱量が力強い冷たさに変わる。エントロピーの中にある我々の地上の体現の儚さのようなものだ。
