The Black Angels – Wilderness of Mirrors

ARTIST : The Black Angels
TITLE : Wilderness of Mirrors
LABEL : Partisan Records
RELEASE : 9/16/2022
GENRE : indierock, psychedelic
LOCATION : Austin, Texas

TRACKLISTING :
1.Without a Trace
2.History of the Future
3.Empires Falling
4.El Jardín
5.La Pared (Govt. Wall Blues)
6.Firefly
7.Make it Known
8.The River
9.Wilderness of Mirrors
10.Here & Now
11.100 Flowers of Paracusia
12.A Walk on the Outside
13.Vermillion Eyes
14.Icon
15.Suffocation

最高の音楽とは、世界をワイドスクリーンで映し出し、普遍的なものをよりパーソナルなものへと抽出するものだ。2004年にオースティンで結成されたThe は、まさにそれを実現したモダンなサイケ・ロックの旗手であり、このグループのニューアルバム ‘Wilderness of Mirrors’ がその名にふさわしいと感じられる理由のひとつでもある。前作 ‘Death Song’ から5年、’Wilderness of Mirrors’ の制作に費やした2年余りの間に、パンデミック、政情不安、環境の破壊などがブラック・エンジェルズの特徴であるサウンドアプローチのための十分な材料となった。

‘Wilderness of Mirrors’ は、The のサイケデリック・ロックに、魅力的なサウンドとテクスチャーを加えています。ファズアウトギターが耳を刺激し、心を躍らせる一方で、メランコリックなアコースティックギターによる新たな実験も行われています。メロトロン、ストリングス、その他のキーボードもこれまで以上に重要な役割を担っています。

このような新しい試みの中でも、The Black Angelsは、Syd Barrett、Roky Erickson、Arthur Lee、Velvet Undergroundのメンバーなど、サイケロックの先達に見事に忠実で、アルバムのハイライト “The River” では、その全員が名前を連ねています。「The Velvet Undergroundの曲 “I’ll Be Your Mirror” は、The Black Angelsのすべてのアルバムがそうだった」と、ボーカル/ベースのアレックス・マースは言う。「自分の葛藤を前面に出して考えないと、解決できないんだ。みんなで考えることができれば、自分たちを救うことができるかもしれない」