ARTIST : Tara Nome Doyle
TITLE : Ekko
LABEL : Fatcat Records
RELEASE : 4/11/2025
GENRE : artpop, folk, chamber, ssw
LOCATION : Berlin, Germany
TRACKLISTING :
1. Ekko
2. Heaven In Disguise
3. The Overgrown Path
4. Lighthouse
5. Bad Days
6. Narcissus
7. I Used To Fly
8. Anthill
9. Dive In
10. Hilder Der Wolken
Tara Nome Doyleの3枚目のアルバム「Ekko」は、未知の世界に向けた冒険と自己の深層への旅路を描いています。この30分間のアルバムは、その短さだけでなく、感情の深みも備えています。「Lighthouse」「Bad Days」「Dive In」などの曲は、大きな会場でのパフォーマンスを想定した力強いメロディが特徴です。
「Ekko」は、彼女の前の2つのコンセプトアルバム「Alchemy」(2020年)と「Værmin」(2022年)とは異なり、音楽自体を中心に据えています。Tara自身がほとんどのプロデュースを手掛け、シンプルな音楽的パレットを意図的に保ちながら制作されました。グラミー受賞プロデューサー兼エンジニアのSimon Goffとのコラボレーションにより、精密で控えめなサウンドスケープが作り上げられました。
「Ekko」には、古代神話が織り交ぜられており、自己探求テーマと絡み合っています。「Narcissus」とニンフ「Echo」の人物が、今日のデジタル環境における自己同一性の揺れ動きに共鳴します。
特に「Lighthouse」では、繰り返しがただの模倣ではなく、伝統やアイデンティティを再解釈する力を持つことを表現しています。「Bad Days」では、脆さから静かな強さへの変化を描き出しています。
アルバムカバーには、シェルヘッドフォンを身に着けたTaraが描かれており、内なる声を聞く象徴となっています。彼女が歌う「Dive In」では、人生の変化に対応しながら成長する姿を描いています。