Svarte Greiner – Devolving Trust

Erik K Skodvin(エリック・K・スコッドヴィン)の分身 Svarte Greiner が、「乱れた魂のための禅音楽」シリーズの別章で再登場し、精神的苦痛と瞑想を、爆撃されたビール工場のバンカーからのライブ録音でチャネリングしています。

‘Devolving Trust’ と題された最初の作品は、2018年、ベルリンにあるシュナイダー醸造所の地下壕でライブ録音されたものです。エリックの説明 : 「敷地の地下にある広大な古い貯蔵庫をパフォーマンス／インスタレーションに使うよう招待されました。暗い過去と長い残響を持つ湿った空洞は、私の2枚の長編瞑想的なアルバム『Black Tie & Moss Garden』の精神に基づいたチェロとエレクトロアコースティックの即興を流すには完璧な場所でした。30分の作品として、パフォーマンスの反響として終了後も何時間も部屋にループさせたままにして、人々が歩き回って音と空の廊下だけに浸ることができるようにしました」

「私は通常、ライブ録音をリリースすることには賛成できません。なぜなら、その場にいることと、別の空間で聴くこととの変換で、失われる要素が非常に多いからです。ライブ演奏が目の前で繰り広げられると、目も耳も体も小さなミスを超えて見えてくることが多いのです。それを純粋な録音に置き換えることで、細部が失われてしまうのが普通です。しかし、この音源は例外的に、ライブ感を表現しているように思います。とても個人的で、小さなミスに満ちていて、独自の生命を作り出している。また、即興演奏としても非常に満足しており、数年前から何度も聴いています。そんな思いから、前述の2枚のアルバムに続く、私の長編アトモスフェリック作品シリーズのもう一つのドキュメントにしたいと考えました」

「2曲目の “Devolve “は、そのほとんどが演奏の断片で構成されており、ミニマルで逆エコー的な、未知の世界に入り込んでいくような作品です。これらの作品は、私に落ち着きと内省を与え、ドアの外でエスカレートしている狂気から逃れさせてくれました。あなたにも同じように感じてもらえたらと思います」