ARTIST : Styrofoam Winos
TITLE : Real Time
LABEL : Sophomore Lounge
RELEASE : 9/27/2024
GENRE : indierock, indiefolk, americana
LOCATION : Nashville, Tennessee
TRACKLISTING :
1.Angel Flies Over
2.Magic Mind
3.Master of Time
4.Dial Tone
5.Rollin’ With You
6.Don’t Mind Me
7.Tree is Brown
8.Don’t Know What
9.Go With the Flow
10.Found Round
The Styrofoam Winosは、個々のパートによってではなく、一体感によって音楽という言語を超越しているため、私たちの生活の中に存在することが大好きなバンドです。
Sophomore Loungeレーベルからリリースされた、Styrofoam Winosの2作目となるオリジナル・アルバム『Real Time』では、彼らの関係がスタジオやステージを越えて広がっていることを想像し、そして固く信じていることでしょう。一緒に音楽を演奏するだけでなく、一緒に食事をし、通りを隔てたところに住み、楽しいから週に3日練習し、同じ本を読み、そしてこれが自分たちなのだと、言葉のない音楽的な絆で合意しているのだと。リスナーとして、そして必然的なファンとして、あなたは、彼らが幸運か運命の手によってお互いを見つけたのだろうかと思うでしょう。彼らはきっと互いの心を読むことができ、彼らの音楽はあなたにとってそうであるように、彼らにとっても喜びなのだと。初期R.E.M.のレコード、Pavementの頭脳的なグルーヴ、Yo La TengoやThe Breedersのディスコグラフィーを愛するのは、結局のところ、これなのです。
ナッシュビルにあるThe Springwater Supper Club and Loungeは、ダイブ・バーがブランドとなる以前からダイブ・バーであり、2000年代初頭には、DavidとDave(BermanとCloud)がバーに座り、週刊誌の記事で部屋が埋め尽くされるのではないかと誰もが思った場所。ビールをおごってくれる人はみんな、LambchopかThe Cherry Blossomsにいるような感じでした。ここは、素晴らしい音楽を秘密にしたがる世界ではありませんでした。素晴らしい音楽が生まれ、支持され、コミュニティが指標や役員室を持たなかった頃の世界。当時、Styrofoam Winosのメンバーは小学生でしたが、彼らはより多くの聴衆に値するこのシーンのシャギードッグ・トーチを受け継いでいます。
『Real Time』は、Andrija Tokic(Alabama Shakes、The Ettes、Margo Price)が、わずか5日間、バンドに十分なレコーディング資金があるときに、オーバーダビングをほとんどせずに、The Bomb Shelterスタジオでライブ・テープをカットしたもの。メンバーであるLou Turner、Trevor Nikrant、Joe Kenkelは全員、Dear Life、Earth Libraries、SPINSTERといったレーベルから素晴らしいソロアルバムを出しており、また優れたセルフ・リリースも行っています。しかし、ほとんどのバンドがメンバーだけで作曲してから曲を持ち込むのとは違い、Winosは一緒に曲と歌詞を書いています。またMJ Lendermanとのツアーを含む彼らのバン・ライフは、このケミストリーをより強固なものにしています。スタジオでも楽器を持ち替えたり、曲の種を見つけた友人にリードを歌わせたり。この3人(そしてペダル・スティールの相棒、Will Ellis Johnsonも数回参加)の間で、Styrofoam Winosはギター、ドラム、ベース、シンセ、ヴィブラフォン、パーカッション、そして素敵なヴォーカルを交互に演奏。そして『Real Time』はまさにその通り。彼らは道を進んでいるのです。
オープニングの “Angel Flies Over “では、まるで発泡スチロール・ワイノスが2020年にリリースしたMichael Hurleyのカヴァー・アルバムのメロディーを自分たちの曲調にアレンジしたかのよう。そして、左に曲がると、ロードトリップはFeelies風の “Magic Mind “で気分の良いヘッドトリップへと迂回。そして “Don’t Mind Me “では、WinosはLittle Featのリフを引用し、曲の途中でテンポが変化する嵐の雲を満喫。即興のフィナーレを飾る「Found Round」まで、ワイノズはアクセルを踏んだりブレーキを踏んだりし続け、まるで私たちがずっと聴いていたことを忘れたかのように、「これが私たちが見つけたもの」という要約をそれぞれが交代で歌ってくれます。
そして、そうです。これを書いている今、私は鮮やかな黄色、MサイズのStyrofoam WinosのTシャツを着ています。