Status/Non-Status – 1, 2, 3, 4, 500 Years EP

Status/Non-Status は、アニシナベ族のコミュニティワーカーである Adam Sturgeon（Nme’）と彼の長年のコラボレーター（旧名：Whoop-Szo）による継続的な音楽活動の新しい名前です。このバンドは、カナダのDIYシーンで10年かけて道を切り開いてきましたが、2019年に発表した評価の高いロングプレイヤー ‘Warrior Down’（You’ve Changed Records）で最も広く認知されるようになりました。このアルバムは、Sturgeon の複雑な家族の歴史とアイデンティティに向き合ったもので、数々の称賛の中でもポラリス賞のロングリストに選ばれました。今日、バンドは新たに生まれ変わり、より多くのストーリーを共有することができます。’1, 2, 3, 4, 500 Years’ はメキシコでレコーディングされ、ヘビーなサイケデリア、アンセミックなインディーロック、政治的なストーリーテリング、異文化交流など、バンドのユニークなミックスを強調しています。

Adam は、カナダ政府の定義する「非身分」です。アダムの祖父ラルフは、軍に参加して自分と家族を養うために、エンフランチャイジングという苦渋の決断をしました。エンフランチャイジングとは、ステータスカードを提出してインディアンとしての地位を失い、代わりにカナダ市民となる法的手続きのことで、政府が定めた用語である。この手続きは、政府の同化政策の柱であり、入隊を希望する先住民には必須のものでした。

Adam は、自分と家族の生活向上のために、自分のルーツであるアニシナベ族を捨てなければならなかった。植民地時代に行われた暴力行為、例えば、奴隷制度、レジデンシャル・スクール制度、インディアン法などにより、何世代にもわたって先住民は自分たちのコミュニティ、言語、土地、アイデンティティーから切り離されてきた。今日、新しい声が立ち上がり、芸術、言語、音楽、コミュニティを通じた再生行為によって、長年にわたって入植者文化に支配されていた空間を取り戻しつつあります。