Shilpa Ray – Portrait of a Lady

ARTIST : Shilpa Ray
TITLE : Portrait of a Lady
LABEL : Northern Spy Records
RELEASE : 4/29/2022
GENRE : newwave, postpunk, soul
LOCATION : Brooklyn, New York

TRACKLISTING :
1.Straight Man’s Dream
2.Manic Pixie Dream Cunt
3.Heteronormative Horseshit Blues
4.No
5.Lawsuits and Suicide
6.Cry For The Cameras
7.Bootlickers of the Patriarchy
8.Male Feminist
9.Same Sociopath
10.Charm School for Damaged Boys
11.Two Faced Lovers
12.Last Wave

商品カテゴリー: 商品タグ: , , , , ,

ニューヨークのパンク・ロック/アート・ポップ・ソングライター、Shilpa Ray(シルパ・レイ)が、怒涛の新作 ‘Portrait of a Lady’ で、これまでで最も痛烈でパーソナルなアルバムを作り上げた。このアルバムは、#metooムーブメントとトランプ政権の風化をきっかけに書かれたもので、レイは自身の虐待体験を処理し、自伝的な詳細と獰猛なボンタン、シュールなロックンロールの光沢を重ねている。ストゥージズ風の “Manic Pixie Dream Cunt”、リバーブ漬けのドリーム・ポップ “Heteronormative Horseshit Blues”、ハードな “Bootlickers of the Patriarchy” などのシングルを収録したこのアルバムは、シンセ、電子ビート、ハードロック・ギターというスタイルパレットから、ミニストリー、ビリーアイドル、パット・ベネタなどのアーティストやロサンゼルス・ヘアメタルのキラキラした、ギザギザだがやはりポップなギターのインスピレーションを受けて作られている。

‘Portrait of a Lady Ray’ のアイデアは、レイが70年代後半のニューヨークのノーウェーブ・シーンに身を置いた写真家、ナン・ゴールディンの『The Ballad of Sexual Dependency』の写真に触れたことから始まりました。この本は、写真家が70年代後半のニューヨークのノー・ウェーブ・シーンにいた時代を描いた個人的な暴露本です。「私の心を揺さぶり、性的暴行や虐待を受けた自分自身の経験を振り返らせました」とレイは言います。彼女はコンセプト・アルバム、つまりサバイバーであることを全面に押し出したロック・アルバムのアイデアを捨てきれなかったが、そのコンセプトに本格的に取り組み始めた2019年まで躊躇している自分に気がついた。「しかし、ゴールディンの作品や、音楽ジャーナリストでミュージシャンのジェス・スコルニクの著作に触発され、レイはこの難しい作品に身を投じるようになりました」

レイと共同プロデューサー/コラボレーターの Jeff Berner(ジェフ・バーナー)は、暗く滑稽なものから悲惨なものまで、彼女の個人的で大胆不敵な歌詞に合わせて、狂気のガレージロックからソウルバラードまで、さまざまなサウンドを集めている。電子ピアノとハーモニーに彩られた “Straight Man’s Dream” から、悲痛なショーストッパーの “Cry For the Camera”、ノイズの間奏曲 “No” からレザーに身を包んだ “Lawsits & Suicide” まで、ネオン色の輝きに満ちた曲は、80年代のハードロック風ニューウェーブとレイの子供時代のMTVの記憶から生まれた操りの物語である。「80年代は、すべてがお菓子のように見えて、シャープで怒りに満ちていた」と彼女は言う。

その怒りはレコードの中にも存在するが、受容、胆力、ユーモア、そして強さと同じ空間を共有している。「生存者は、生き延びなければならなかったことへの対処の仕方が決まっているわけではありません。均質化された経験や解釈はないのです」とレイは言う。’Portrait Of A Lady’ は政治的なレコードではなく、「良いこと、悪いこと、醜いこと、そしてサバイバーとして最終的に持つことのできる力を示す」ことに特化した、個人的なレコードなのだ。