Shearling – Don’t Look at Me the Way a Dog Might Look at Your Leg EP

ARTIST :
TITLE : Don’t Look at Me the Way a Dog Might Look at Your Leg EP
LABEL :
RELEASE : 7/31/2026
GENRE : , ,
LOCATION : Los Angeles, California

TRACKLISTING :
1. Three Pebbles (Saltlick)
2. Believe Me (Dust)
3. Surely You Know By Now
4. Young Man In Idaho
5. Your Reward

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が、大きなインパクトを残した2025年のデビュー作『Motherfucker, I am Both: ‘Amen’ and ‘Hallelujah’…』以来となる初の作品を引っ提げて帰ってきました。(彼らにしては)コンパクトなEPという形で届いた『Don’t Look At Me The Way A Dog Might Look At Your Leg』ですが、バンド側は本作が予告されている『Motherfucker』の姉妹作となる続編ではないことを強調しています。むしろ『Don’t Look…』は一歩隣へと足を踏み出した作品であり、デビュー作に見られた大げさなほどのホラーと星明かりのような美しさを、いわゆる「曲」と呼べるサイズ感へと凝縮させたような内容となっています。

詩的なニュアンスや折衷的な楽器編成は健在ですが、本作では彼らの人間味や伝統的な要素がより強調されているように窺えます。「Believe Me (Dust)」や「Your Reward」といった楽曲は、アメリカーナの雰囲気を帯びた優雅さから始まり、彼らにしては珍しく、そののどかなハーモニーから逸脱することなく展開します。かといって、Shearlingの曲がキャンプファイヤーで歌われるような代物になったというわけではありません。『Motherfucker』で見せたコラージュ的かつカット&ペースト的な狂乱はここにも存在しますが、今回はバンドの以前のギター・ノイズの壁ではなく、アコースティック楽器やヒップホップにインスパイアされたサンプルと並置されています。フロントマンのAlexander Gregory Kentのボーカルは、相変わらず威圧的ではあるものの静かで内省的であり、その内観は歌詞にも反映されています。Kent特有の宇宙的な要素と個人的な要素の融合がミックスの前面に出ており、道徳や裁判といったテーマが過去作へのオマージュとともに描かれ、Shearlingの広がり続ける独自の神話をさらに構築しています。音楽と歌詞はここで世俗的な降伏(身を委ねること)を共有しており、本作はKentの存在感をこれまでで最もリアルに感じられる記録となっています。『Don’t Look…』はリスナーの期待を裏切る(良い意味で裏切る)ためにデザインされた作品のように感じられ、『Motherfucker』に続く待望のフルアルバムで何が待ち受けているのか、さらなる疑問と期待を投げかけています。